小児のトラマドール創部浸潤は、トラマドール静脈内投与と異ならない:無作為化比較試験

Tramadol wound infiltration is not different from intravenous tramadol in children: a randomized controlled trial
Journal of Clinical Anesthesia, Published Online: October 02, 2015
<ハイライト>
・著者らは、鼡径ヘルニア修復術を受けた小児で術後疼痛を検討した。
・トラマドールは、創部閉鎖の前に皮下か、または静脈内のいずれかのに注射した。
・トラマドール静脈内投与群と皮下注射群間で、モルヒネ消費量や疼痛強度に差はなかった。

<要旨>
・研究の目的は、トラマドールは、局所麻酔薬のような効果があるようなので、小児の小外科手術後にトラマドールの創部浸潤はトラマドール静脈内(IV)投与よりも優れているかどうかを評価することであった。

・ASA-PS I・II、待機的鼡径ヘルニア修復術を受ける予定の 40 人の小児を対象とした麻酔回復室での無作為化二重盲式比較試験である。小児を無作為に 2 群に分けた:トラマドール静脈内投与群(1 群)、またはトラマドール皮下浸潤群(2 群)。手術終了時に、1 群は、2mg/kg のトラマドール(3mL)を静脈内に、創部に生食 3mL を投与し、2 群は創部に 2mg/kg トラマドール(3mL)と生食 3mL を静脈内に投与した。麻酔回復室で、患者は、疼痛強度、嘔気嘔吐、初回レスキュー投薬までの時間、総レスキューモルヒネとジピロン消費量について評価した。

・麻酔回復室在室中に測定された疼痛スコア群間で同様であった。初回レスキュー投薬までの時間は静脈内投与群の方が短かったが統計的に有意ではなかった。レスキューモルヒネとジピロンの総用量もまた群間で同様であった。

・著者らは、トラマドールは小児の術後疼痛を軽減するのに有効であり、経静脈的か、創部浸潤かについては、疼痛強度、嘔気嘔吐、眠気に差は認められなかった。

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