小児の全身麻酔時のバイスペクトル指数(BIS)値に及ぼす硫酸マグネシウムの効果

Effect of magnesium sulphate on bi-spectral index (BIS) values during general anesthesia in children.
BMC Anesthesiol. 2015 Sep 22;15(1):126. doi: 10.1186/s12871-015-0108-7.

マグネシウム30.png・マグネシウムは、術中に使用した場合、麻酔薬必要量とバイスペクトル指数値 60 に達するのに必要な時間の両方を減少させること(BR J Anaesth 83:302-20、1999; Anesth Analg 20:1273から5、1988;のBr J Anaesth 89:594-8、2002; Anesth Analg 87:206-10、1998;のBr J Anaesth 89:594-8、2002;のBr J Anaesth 94:438-41、2005)と、覚醒時興奮を非常に少なくする(Anaesthesia 61:1058-63、2006)ことが報告された。これまでの研究では、バイスペクトル指数値を一定の範囲に維持しながら、マグネシウムが麻酔薬必要量に及ぼす影響を調査した。著者らは、他の麻酔薬変数は変えずに保持しながら、術中マグネシウムが小児麻酔時のバイスペクトル指数値に及ぼす効果を評価した。

・ASA-PS I、年齢 2-8 歳、臍下の待機的手術予定となった 80 人の小児患者が、前向き無作為以下対照試験を対象とした。著者らは、無作為に患者を 2 群に分けた。I 群(40人)は、硫酸マグネシウムをボーラスで 50mg/kg で投与した後、術中ずっと 15mg/kg/h の速度で持続注入した。II 群(40人)は、分からないように酢酸リンゲル液を同量投与した。著者らは、以下について群間で比較した。 1) BIS値、2) 血行動態パラメータ、3) 動脈血酸素飽和度、4) 呼気終末 CO2 5) 呼吸回数、6)一回換気量。

・マグネシウム群(I 群)は、BIS 値が有意に低く、60 未満の BIS 値に達する時間が短かった。呼吸パラメータ(一回換気量と呼吸数)は、マグネシウム群の方が有意に少なかった。そ例外には、研究群と対照群間に有意差は検出されなかった。

・本研究は、正確な評価のために、他の術中因子(手術術式、導入と維持の方法、呼気終末麻酔薬濃度、鎮痛法と換気モードなど)をほとんど一定に保持して、硫酸マグネシウムが BIS 指数スケールに及ぼす直接効果を評価したという有利な点がある。小児の全身麻酔中に、マグネシウムを使用すると、有意に BIS 値が低く、BIS値<60 に達するまでの時間が短く、また一回換気量と呼吸数が少なくなった。

[!]:マグネシウムは、かなり麻酔薬に近い特性を持つ麻酔補助電解質ともいうべきか。

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