気管挿管で Trachway 挿管スタイレットとマッキントッシュ喉頭鏡との比較:マネキン研究

A comparison of the Trachway intubating stylet and the Macintosh laryngoscope in tracheal intubation: a manikin study.
J Anesth. 2013 Apr;27(2):205-10. doi: 10.1007/s00540-012-1491-6. Epub 2012 Oct 7.

・Trachway 挿管スタイレット(Trachway(R))は、経験豊富な麻酔科医が使用した場合には、困難気道の管理に有効であることが示されている。著者らは、この器具を使用した経験の少ない喉頭鏡検査術者が使用した場合、マネキンでの気管挿管に際しての挿管??スタイレットの有効性を評価した。

・38 人の麻酔看護師が Trachway 挿管スタイレットか、またはマッキントッシュ喉頭鏡で、喉頭鏡検査が容易な場合と困難な場合の 2 つのシナリオでマネキン(レールダル気道管理トレーナー)に気管挿管を行った。挿管仕儀の時間、成功率、歯牙損傷、使用難易度(0 =非常に簡単、10 =非常に困難)を記録した。主要エンドポイントは喉頭鏡検査困難シナリオでの成功した気管挿管試技所要時間であった。データは、平均(SD)として表現している。

・両デバイスは、喉頭鏡検査容易シナリオでは同様の気管挿管の成績が得られた。しかし、喉頭鏡検査困難シナリオでは、Trachway 挿管スタイレットの方が、マッキントッシュ喉頭鏡と比較して挿管時間が短く、(20.8±5.6
vs 25.5±7.3秒、P=0.003)、また容易であった(2.4±1.6 vs 5.7±1.8 点、p<0.001)。Trachway 挿管スタイレットを使用した場合、全ての気管挿管が成功し、歯牙損傷は観察されなかった。

・著者らは、Trachway 挿管スタイレットは、初心者が使用した場合、喉頭鏡検査が容易な場合と困難な場合の両シナリオで有鉤であると結論した。喉頭鏡検査困難シナリオでは、この器具は、Macintosh 喉頭鏡よりも迅速な、容易な、外傷の少ない挿管を提供した。

[!]:Journal of Anesthesia にも論文があったので紹介。この Trachway 挿管スタイレットの先端が可曲になったものが最強だと思うが。

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