骨盤腹腔鏡手術中の気腹圧:系統的レビューとメタ分析。

Pneumoperitoneum pressures during pelvic laparoscopic surgery: a systematic review and meta-analysis.
Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2015 Sep 30;195:1-6. doi: 10.1016/j.ejogrb.2015.09.036. [Epub ahead of print]

・腹腔鏡手術を受ける患者では、気腹圧のレベルが直接に術後疼痛と相関することを示唆するエビデンスが増加してきている。しかし、婦人科手術の分野では利用可能なエビデンスは限られている。

・そこで、本研究では、骨盤内に限局した腹腔鏡手術中に、低(8mmHg)、標準(12mmHg)、高(15mmHg)気腹圧(それぞれ、LPP<SPP、HPP)の効果を比較することを目的とした。主要アウトカムは、気腹圧の変化が術後疼痛に影響を与えるかどうかを評価することであった。研究はまた、婦人科手術中の LPP 安全性を調査しようとした。

文献検索によって、異なる気腹圧の影響を評価した 2 件の無作為化比較試験が浮上した。全体で、異なる気腹圧を使用して腹腔鏡下婦人科手術を受けた 230 人の患者(LPP:n=74、32%、SPP:n=67、29%、HPP:n=89、39%)を評価した。プールされた結果から、LPP を使用しても、SPP[平均差(MD)6.78 分]、および HPP(MD 5.52 分)と比べて手術時間は延長しないことが示唆された。同様に、SPP と HPP(MD 0.34 分)を使用した手術間で、手術時間に差は記録されなかった。推定出血量は、CO2 腹腔内圧によって影響されなかった(LPP vs SPP:MD 10.05mL、LPP vs HPP:MD -4.03ml、SPP vs HPP:MD 6.75mL)。手術 24 時間後、HPP の方が LPP および SPP と比べて疼痛の高い程度と相関することが分かった。しかし、CO2 圧は、在院期間に影響を及ぼさなかった。

・これらの結果から、婦人科腹??腔鏡手術をを受けた患者で、SPP と HPPと 比較して、LPP は手術時間、出血量、手術に関連した合併症を増加させることなく、術後疼痛の面で若干の利益を提供することが示唆される。

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