気管と気管切開チューブの範囲外カフ圧の有病率と予測因子:人工呼吸患者における前向きコホート研究

Prevalence and predictors of out-of-range cuff pressure of endotracheal and tracheostomy tubes: a prospective cohort study in mechanically ventilated patients.
BMC Anesthesiol. 2015 Oct 15;15(1):147. doi: 10.1186/s12871-015-0132-7.

・気管チューブ(ETT)のカフ圧は、20~30 cmH2O 内に維持するのが標準的な方法である。研究の目的は、カフ圧を目標範囲内に維持する上で、標準的な方法の有効性を評価することであった。

・これは、三次病院の集中治療室で行った前向き観察研究であり、そこでは呼吸療法士(RT)が、携帯型圧力計により 6 時間ごとにカフ圧を測定している。本研究では、調査 RT が臨床 RT の測定 2~4 時間後にカフ圧をチェックした。目標範囲を超える、あるいは未満のカフ圧レベルを有する患者の割合を算出した。著者らは低カフ圧の予測因子を同定した。

・著者らは、2120 回カフ圧力測定値を分析した。平均カフ圧は、臨床 RT では 27±2 cmH2O、調査 RT では 21±5 cmH2Oの(P<0.0001)であった。臨床 RT は、カフ圧の98.0% が正常範囲内であったことを記載している。調査 RT は、カフ圧はわずか 41.5% のみで正常範囲内であり、53% は範囲未満であり、5.5% 範囲を超えていることが分かった。多変量解析では、ETT サイズ低い方が(ETT サイズが 0.5 単位増加する毎の OR 0.34、95%CI 0.15~0.79)、また最高気道内圧が低い場合(1cmH2O 増分あたりの OR、0.93 (95%CI、0.87~0.99)の方が低カフ圧が多いことが分かった。

・カフ圧は、目標範囲内に維持されていないことが頻繁にあり、ルーチン測定の約 3 時間後では、低カフ圧は非常によく見られる。低カフ圧は、ETT サイズが小さいこと、最高気道内圧が低いことと関連していた。カフ圧を目標範囲内に維持するためのプロセスを再設計する必要がある。

[!]:気管チューブのカフ圧は 6 時間ごとにチェックでは、半分以下しか目標範囲内に維持できないと。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック