ニューヨーク州、2003-2012 年における帝王切開の麻酔関連有害事象の時間的推移

Temporal Trends in Anesthesia-related Adverse Events in Cesarean Deliveries, New York State, 2003-2012.
Anesthesiology. 2015 Nov;123(5):1013-23. doi: 10.1097/ALN.0000000000000846.

・帝王切開分娩(CD)は、経膣分娩に比べて、麻酔に関連した有害事象(ARAE)と麻酔に関連しない周術期合併症の有意なリスク増加と関連している。これらの有害転帰の時間的推移は、母体の安全性を改善するための努力にもかかわらず、依然として不明である。本研究では、ニューヨークの病院群での CD における ARAE と麻酔に関連しない周術期合併症の時間的推移を調べる。

・データは、ニューヨーク、2003 年から 2012 年の州立入院データベースから取得している。大小の ARAE を含めた AEAE、麻酔に関連しない周術期合併症は、国際疾病分類、改訂第 9 版、臨床修正コードによって確認された。時間的推移の統計的有意性はコクラン-アーミテージ検定と多変量ロジスティック回帰を用いて評価した。

・785854 件の CD のうち、5715 件(10 万人当たり 730 人、95%CI、750-710)は、1 つ以上の ARAE を有しており、7040 人は(10 万人当たり 890 人、95%CI、920-870)は、1 つ以上の周術期合併症を有していた。 ARAE の全体での年間発生率は、2003 年の 10 万人当たり 890 件から 2012 年の 660 件に減少した(25%減、95%CI、16~34、P<0.0001)。軽症の ARAE の割合は 23%(95%CI、13~32)低下し、大きな ARAE は43%(95%CI、23~63)減少した。全身麻酔下で行われた CD の ARAE の割合では減少が観察されなかった。麻酔に関連しない合併症の率は 47%(95%CI、31~63、P<0.0001)増加した。

・帝王切開分娩における麻酔関連の転帰は、過去 10 年間で、ニューヨークの病院全体で有意に改善しているように見える。周術期の麻酔に関連しない合併症が依然として重症の医療上の問題である。

[!]:帝王切開を全身麻酔ではなく区域麻酔で実施することが多くなったために、麻酔関連の合併症が減少したということだな。

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