小児術後疼痛管理における局所麻酔薬創部注入 vs 標準的な鎮痛法

Local anesthetic wound infusion versus standard analgesia in paediatric post-operative pain control.
Pediatr Surg Int. 2015 Nov;31(11):1087-97. doi: 10.1007/s00383-015-3796-7. Epub 2015 Sep 25.

・局所麻酔薬創部注入は、成人で有望な結果を示している。小児でのその使用は、いくつかの施設に限定されており、この患者群での前向き試験はわずかである。

・複雑な虫垂炎に対して Lanz 切開開腹を受ける小児で、筋膜下持続局所麻酔薬注入(CLAWI)(0.2% ブピバカイン)+パラセタモール静脈内投与とレスキューのモルヒネ静脈内投与を、以下の 2 群と比較した:(a)硬膜外ブピバカイン(EPI)+パラセタモールとレスキューのモルヒネ静脈内投与 (b)静脈内モルヒネとパラセタモール(標準的術後鎮痛(SAPA)。術後ブピバカイン注入のために腹膜閉鎖後、筋膜下に InfiltralLong、PANJUNK(R) カテーテルが留置された。疼痛スコアは、群割り当てを知らされない同一の疼痛専門家が定期的に記録した。主要評価項目は疼痛コントロールと合計モルヒネ量であった。副次評価項目は食餌完全摂取、離床までの時間、導尿カテーテルの必要性、合併症であった。

・60 人の患者(18 人の開腹-CLAWI、17 人の開腹-EPI、12 人の虫垂切除-CLAWI、13 人の虫垂切除-SAPA)を分析した。平均疼痛スコアは、CLAWI 群で 2.5(1-4)、EPI 群で 3.0(1-5)、SAPA 群で 3.5(2-5)であった。モルヒネ必要量は CLAWI で著しく低かった。SAPA と EPI 群の方が尿道カテーテルを長く必要とし、離床に長くかかった(CLAWI で 2 日に比べて平均) 4 日間)。CLAWI 群では創部やブピバカイン合併症はなかった。

・持続筋膜下ブピバカイン注入は、小児の術後疼痛コントロールにおいて信頼性の高く、安全で、効果的であり、オピオイドの必要量をかなり減らせる。

[!]:持続筋膜下注入は硬膜外よりも疼痛コントロールの成績が良く、導尿の必要性がなく、早期離床が可能のようだ。

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