重症敗血症でのβ-ラクタム抗生物質の持続注入:多施設二重盲検ランダム化比較試験

Continuous Infusion of Beta-Lactam Antibiotics in Severe Sepsis: A Multicenter Double-Blind, Randomized Controlled Trial
Clin Infect Dis. (2013) 56 (2): 236-244. doi: 10.1093/cid/cis856 First published online: October 16, 2012

・β-ラクタム系抗生物質は、重症敗血症に一般的に使用される治療法で、連続投与に対する強力な理論的根拠にもかかわらず、間欠ボーラス投与が標準治療である。本試験の目的は、重症敗血症患者で連続と間欠投与の間で臨床的および薬物動態学的差を調査することであった。

・これは、オーストラリアと香港全体の 5 つの集中治療室で行われた、ピペラシリン-タゾバクタム、メロペネム、チカルシリン-クラブラン酸の持続投与 vs 間欠的ボーラス投与についての前向き二重盲式無作為化対照試験である。治療分析についての薬物動態学的な主要評価項は、第 3 日目 4 日目の最小発育阻止濃度(MIC)を超える血漿抗生物質濃度であった。評価した臨床転帰は、研究薬中断後 7-14 日目の臨床反応、28 日目における ICU 非在室日数、院内生存率であった。

・60 人の患者が登録され、介入群と??対照群にそれぞれ 30 人の患者が割り当てられた。血漿抗生物質濃度は持続群で 82%(18/22)、間欠群で 29%(6/21)の患者で MIC を超えた(P=0.001)。臨床的治癒は、持続群の方が多かった(70% vs 43%; P=0.037)が、ICU 非在室日には有意な群間差はなかった(19.5 vs 17日; P=0.14)。退院生存は、持続群で 90%、間欠群で 80% であった(P=0.47)。

・β-ラクタム系抗生物質の持続投与は、間欠投与群よりも高い血漿抗生物質濃度を達成し、臨床的治癒も改善した。本研究は、患者中心のエンドポイントの差を確認するのに十分な証明能力のある、さらなる多施設臨床試験のための強力な理論的根拠を提供する。

[!]:抗生物質も、一般の麻酔薬のように、初期負荷用量を投与後、一定濃度(>MIC)を維持できるように持続投与するのが良いようだ。

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