待機的臍下整形外科手術でクモ膜下等比重ロピバカイン+フェンタニルと、ブピバカイン+フェンタニルの比較

Comparison between intrathecal isobaric ropivacaine-fentanyl and bupivacaine-fentanyl in elective infraumbilical orthopedic surgery: A randomized controlled study
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2015;31:542-6

・著者らは、下肢整形外科手術を受ける成人患者で、クモ膜下等比重ロピバカイン+フェンタニルとブピバカイン+フェンタニル併用のブロック特性と鎮痛持続時間を評価し、比較することを目的とした。

・脊椎麻酔下に下肢整形手術を受ける ASA リスク I/IIの成人患者 74 人は、無作為に 0.5% 等比重ロピバカイン 3mL+フェンタニル 25 μg(R 群) か、 0.5% 等比重ブピバカイン 3mL+フェンタニル 25 μg (B 群)のいずれかを投与されるよう無作為に割り付けられた。循環動態プロフィール、知覚遮断高の最大上限レベル、2 皮膚分節消褪時間、運動遮断の持続時間を記録した。

・血行動態パラメータについては、統計的に有意な群間差は認められなかった。最大知覚遮断高の中央値(範囲)は、R 群で T7(T4-T9)、B 群で T7(T4-T10)であった。最大ブロック高に達する時間は R 群で 13.2±2.3分、B 群で 13.7±2.2分と群間に同様であった(P=0.385)。知覚遮断の 2 皮膚分節消褪時間(中央値 120分 vs 85分、P<0.001)と運動遮断持続時間(中央値 245分 vs 150分、P<0.001)は、有意に B 群の方が長かった。鎮痛持続時間はブピバカイン群の方が有意に長かった(中央値 360分 vs 245分、P<0.001)。

・クモ膜下等比重ブピバカイン+フェンタニルの併用は、等比重ロピバカイン+フェンタニルの併用よりも、鎮痛、知覚遮断、運動遮断の持続時間が有意に長かった。ロピバカインの方が、知覚と運動遮断時間が短いので、日帰り手術では好ましいかもしれない。

[!]:ブピバカインの方がロビパカインよりも、鎮痛持続時間が 1.5 倍程度も長いのか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック