筋弛緩の拮抗のためのネオスチグミン vs スガマデクスの系統的レビュー

A systematic review of sugammadex vs neostigmine for reversal of neuromuscular blockade.
Anaesthesia. 2015 Dec;70(12):1441-52. doi: 10.1111/anae.13277.

著者らは、筋弛緩を拮抗させる際にネオスチグミン vs スガマデクスを体系的にレビューした。著者らは、1553 人の参加者を伴う 17 件の無作為化対照試験を含めた。スガマデクスは、術後残存筋弛緩のすべての徴候(相対リスク(95%CI) 0.46(0.29-0.71)、P=0.0004)と軽度の呼吸器症状(相対リスク(95%CI) 0.51(0.32-0.80)、P=0.0034)を減少させた。重大な呼吸器症状(相対リスク(95%CI) 0.13(0.02-1.06)、P=0.06)に差はなかった。 スガマデクスは薬物関連副作用(相対リスク(95%CI) 0.72(0.54-0.95)、p =0.02)を減少させた。術後悪心の割合や、術後嘔吐の割合に差はなかった (それぞれ、相対リスク(95%CI) 0.94(0.79-1.13)、P=0.53 と 0.87(0.65-1.17)、p=0.36)。

[!]:重大な呼吸器症状に差がなかった(P=0.06)というが、かなり有意に近く、症例を増やせば当然統計学的有意差が出るだろう。統計処理すると、一見して明らかな差も、「差なし」という結果になることも・・・。統計もどこまで信用していいものか疑問だな。

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