予防アセトアミノフェンは、術後オピオイド消費量、嘔吐、疼痛スコアを減らす:系統的レビューとメタ分析

Preventive Acetaminophen Reduces Postoperative Opioid Consumption, Vomiting, and Pain Scores After Surgery: Systematic Review and Meta-Analysis.
Reg Anesth Pain Med. 2015 Nov-Dec;40(6):706-12. doi: 10.1097/AAP.0000000000000311.

アセトアミノフェン6.png予防的鎮痛は術後疼痛を軽減する可能性のある戦略として提案されている。しかし、予防鎮痛用アセトアミノフェンに焦点を当てたレビューは現在のところない。

・著者らは、予防的アセトアミノフェンと執刀後のアセトアミノフェンとを比較した無作為化比較試験を特定する検索を MEDLINE、EMBASE、CINAHL、AMED、CENTRAL データベースで実施した。

・544 人の参加者を伴う 7 件の研究が含まれた。全体で、研究から予防アセトアミノフェン群の方が、24 時間のオピオイド消費量の減少(標準化平均差[SMD] -0.52; 95%信頼区間 [95%CI]-0.98~ -0.06)、1 時間後(MD、-0.50; 95%CI、-0.98~ -0.02)と 2 時間後(MD、-0.34; 95%CI、-0.67~ -0.01)の時点での疼痛スコアの減少、および術後嘔吐の発生率の低下(リスク比、0.50; 95%CI、0.31~0.83)を示した。これらの研究は、バイアスのリスクの可能性があることから限界がある。

・著者らの知る限り、これはアセトアミノフェンの予防的効果の可能性を明らかにした最初のレビューである。しかし、このレビューの結論を立証するためには、十分に配慮された無作為化比較試験が必要である。

執刀前の予防的アセトアミノフェンで、執刀後投与よりも術後のオピオイド消費量、術後疼痛、PONV が半減する!? どうせ使うんなら痛みが発生してから使うよりは、発生する前から使った方が確かに効果的かもしれない。

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