脊椎麻酔 vs 全身麻酔下の腹腔鏡下胆嚢摘出術:無作為化比較試験のメタアナリシス

Laparoscopic cholecystectomy under spinal anaesthesia vs. general anaesthesia: a meta-analysis of randomized controlled trials.
BMC Anesthesiol. 2015 Dec 3;15:176. doi: 10.1186/s12871-015-0158-x.

・腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)は、従来から全身麻酔(GA)下で行われているが、脊椎麻酔(SA)が安全な代替案であることを見出した複数の研究がある。本メタ分析は、この問題を明確にするために、多くの最近の無作為化比較試験(RCT)を追加した後に行った。

・2000 年 1 月 1 日から 2014 年 12 月 1 日まで、PubMed、EMBASE、Web of Knowledge、Cochrane Controlled Trial Register を検索して、英語で出版された関連記事を確認した。検索された記事の参考文献リストは、追加の文献を確認するために検討した。主要評価項目(術後疼痛スコア)と副次評価項目(手術時間(OT)と術後合併症)をプールした。量的変数は、加重平均差(WMD)を用いて計算し、質的変数はオッズ比(OR)を使用してプールした。

・912 件の発表された論文から、7 件の適切な無作為化比較試験が同定された。712 人の患者が治療され、352 人は SA 群、360 人は GA 群であった。SA 下 LC の方が GA 下 LC よりも 12 時間以内の術後痛(2~4 時間の視覚的アナログスコア(VAS)、WMD=-1.61、P=0.000、6~8 時間の VAS、WMD=-1.277、P=0.015)と、術後合併症(術後悪心嘔吐(PONV) WMD=0.427、P=0.001、総合的な罹患率 WMD=0.691、P=0.027)の点で優れていた。GA 群は術後尿閉(WMD=4.273、P=0.022)で、SA 群よりも優れていた。両群間で手術時間(WMD=0.184、P=0.141)に有意差はなかった。

・単独の麻酔法として SA は待機的 LC に際して実現可能で安全である。

[!]:ラパコレ、ラパアッペ、TAPP など短時間で終了できる腹腔鏡下手術の多くは脊椎麻酔下でも安全にできるだろう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック