集中治療室で鎮痛鎮静のためのケタミン:系統的レビュー

Ketamine for Analgosedation in the Intensive Care Unit: A Systematic Review.
J Intensive Care Med. 2015 Dec 8. pii: 0885066615620592. [Epub ahead of print]

ケタミン2.png・研究の目的は、集中治療室での鎮痛鎮静のためのケタミン静脈内投与を使用するためのエビデンスを評価することである。

・MEDLINE と EMBASE を創始から 2015 年 7 月まで検索した。使用した検索用語には、ケタミン、集中治療、クリティカルケアが含まれた。検索で、包含にスクリーニングされた 584 件の記事を取得した。重症患者にケタミンの持続静脈内注入(>24 時間)を使用し無作為化対照試験を含むように意図した。

・1 件の試験は、ケタミンまたは生食の注入に無作為化された術後重症患者の評価項目としてオピオイド消費量を評価していた。48 時間後の平均累積モルヒネ消費量は、モルヒネ単独群(80±37 mg)と比較してケタミン群(58±35 mg)の方が有意に少なかった(P<0.05)。他の試験では、外傷性脳損傷患者における脳血行動態の点でのケタミンの潜在的安全性、消化管蠕動運動の改善、昇圧剤の必要度減少が示された。観察研究と症例報告では、ケタミンは、安全で効果的であり、他の治療に不応性である患者群で 1 役を担う可能性を示唆している。

・ケタミンの使用は集中治療室での鎮痛剤消費量を減少させる可能性がある。鎮痛鎮静用のケタミンの役割をさらに明らかにするには今後の追試が必要である。

[!]:ケタミンは単剤で、体性疼痛に対する鎮痛作用、鎮静作用、交感神経刺激作用を有するので、これらの薬剤を同時に必要とする患者(重症患者ではしばしばそうだが・・・)では、治療戦略をシンプルにするのに有用であろう。

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