スガマデクスとロクロニウム誘発性アナフィラキシー

Sugammadex and rocuronium-induced anaphylaxis.
J Anesth. 2015 Dec 8. [Epub ahead of print]

周術期のアナフィラキシーは、典型的には、麻酔や手術に使用された薬剤や物質の結果として起こるで生命を脅かす病態である。麻酔中のアナフィラキシーの最も一般的な原因は筋弛緩薬であると言われている。臨床的に利用可能な多くの筋弛緩剤のうち、ロクロニウムは、多くの国で人気が高まっている。最近の研究では、サクシニルコリン(しかし、またロクロニウムの使用も)は、他の筋弛緩薬に比べて IgE 媒介性アナフィラキシーの比較的高い割合に関連していることが実証されている。スガマデクスは、ロクロニウムやベクロニウムといったステロイド系筋弛緩薬の効果を拮抗するために広く使用される。 スガマデクスの臨床用量に対するアレルギー反応の確認例も最近報告されている。このような状況を考えると、スガマデクスか、ロクロニウムのいずれかに対する過敏症の症例数は増加する可能性が高い。したがって、麻酔科医は、疫学、メカニズム、これらの薬剤により誘発されるアナフィラキシーの臨床症状に精通している必要がある。本レビューでは、著者らはスガマデクスと筋弛緩薬に対するアナフィラキシーの診断と治療に焦点を当てている。また、著者らは、フローサイトメトリーの診断学的有用性とスガマデクスを用いたロクロニウム誘発性アナフィラキシーの改善を含めて、この分野での最近の研究を議論する。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • スガマデクス関連アナフィラキシーの発生頻度

    Excerpt: 著者らは、3 年間にわたって日本の単一施設で潜在的なスガマデクス誘発アナフィラキシーの発生率を後ろ向きに調査した。術中過敏反応の全体的な発生率は 0.22%(95% 信頼区間[CI]、0.17-0.2.. Weblog: 麻酔科勤務医のお勉強日記 racked: 2019-02-04 07:12