成人の急性術後疼痛用のモルヒネ/ハイドロモルフォン患者管理鎮痛へのケタミン追加

Ketamine added to morphine or hydromorphone patient-controlled analgesia for acute postoperative pain in adults: a systematic review and meta-analysis of randomized trials.
Can J Anaesth. 2015 Dec 10. [Epub ahead of print]

ケタミン.png・研究の目的は、手術を受ける成人で、モルヒネまたはハイドロモルフォン患者管理鎮痛(PCA)へのケタミン追加は、モルヒネまたはハイドロモルフォン PCA に比べて、術後疼痛、オピオイド必要量、副作用について臨床的に意義のある低下を提供するかどうかを調査することであった。

・著者らは、成人の術後疼痛に対して、ケタミン+モルヒネ/ハイドロモルフォン PCA vs モルヒネ/ハイドロモルフォン PCA を比較した無作為化比較試験(RCT)を 2015 年 6 月 2 日まで 6 つのデータベースを系統的に検索した。

・2,502 人の患者を含む 36 件の無作為化比較試験が該当し、そのうち 22 件のバイアス・リスクが低かった。モルヒネ/ハイドロモルフォン PCA へのケタミンの添加は、安静時に測定した場合(10cm 視覚的アナログスケールの加重平均差[WMD]は -0.4~ -1.3 cm の範囲であった)と動作時(WMD は-0.4~ -0.5 cm の範囲であった)に、術後の疼痛強度を減少させた。補助的ケタミンはまた 24~72 時間後に累積モルヒネ消費量を有意に約 5~20 mg 削減した。事前定義されたサブ群解析およびメタ回帰では、用量反応関係を含むサブ群間で有意差を検出しなかった。24 と 48時間での患者満足度に有意差はなかった。しかし、モルヒネ/ハイドロモルフォン PCA へのケタミン添加は、術後悪心嘔吐を有意に減少させた(相対リスク、0.71; 95%信頼区間[CI]、0.60~0.85;絶対リスク減少率、8.9%; 95%CI、4.6~12.2)。ほんの少数の研究では報告があるが、他の有害事象(例えば、幻覚、鮮やかな夢)に及ぼす有意な効果は検出されなかった。

・モルヒネ/ヒドロモルフォン PCA にケタミンを追加すると、オピオイド必要量を減少させつつ、術後鎮痛をわずかに改善する。補助的ケタミンはまた、他の副作用の検出を増加させることなく、術後悪心嘔吐を減少させる。しかし、有害事象はおそらく過少報告されたであろう。

[!]:術後のフェンタニル PCA/シリンジにケタミンを追加してもよさそうだな。

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