病的肥満患者のロクロニウム誘発性の深い筋弛緩を拮抗するスガマデクスの適切な用量

Appropriate dosing of sugammadex to reverse deep rocuronium-induced neuromuscular blockade in morbidly obese patients.
Anaesthesia. 2015 Dec 19. doi: 10.1111/anae.13344. [Epub ahead of print]

・病的肥満患者では、理想体重に基づいたスガマデクスによる筋弛緩の拮抗の速度は、まだ議論の的である。

・本単一施設、無作為化、二重盲式試験では、筋弛緩は、母指内転筋で加速度筋弛緩モニターを使用して、50 人の患者でモニターされた。ロクロニウム誘発性の深い筋弛緩下の手術終了時に、患者は無作為にスガマデクスを理想体重の 4 mg/kg(高用量群)、2 mg/kg(中用量群)、1 mg/kg(低用量群)のいずれかを投与された。

・スガマデクスの初回用量投与後に、深い筋弛緩からの平均回復時間(600 秒で打ち切り)(SD)は、高用量群(n=14; 255(63)秒)の方が、中用量群(n=13; 429(102)秒)、低用量群(n=4; 581(154)秒)に比べて有意に短かった(P<0.001)。スガマデクス投与後 10 分以内に四連反応比≧0.9 と定義した筋弛緩の拮抗の成功率は、高、中、低用量群でそれぞれ、93%、77%、22% であった(対低用量群で P<0.05)。

・病的肥満患者では、スガマデクスの 4 mg./kg 理想体重が、ロクロニウム誘発性の深い筋弛緩の適切な拮抗を可能にする。残存筋弛緩やリクラリゼーションを検出するには、依然としてにモニタリングは不可欠だある。

[!]:ロクロニウムは細胞外液相に拡散しているから、スガマデクス投与量を理想体重で計算すると当然少なくなりすぎるだろう。

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