扁桃摘出後小児の術後の疼痛緩和のための静脈内患者管理鎮痛法によるパラセタモール vs ジピロン投与

Administration of paracetamol versus dipyrone by intravenous patient-controlled analgesia for postoperative pain relief in children after tonsillectomy.
Braz J Anesthesiol. 2015 Nov-Dec;65(6):476-82. doi: 10.1016/j.bjane.2013.09.010. Epub 2013 Oct 29.

・著者らは、小児の術後疼痛緩和のための患者管理鎮痛(PCA)を介してのパラセタモール vs ジピロンの静脈内(IV)投与の有効性を比較した。

・研究は、全身麻酔を受けた後に待機的扁桃摘出を受けた 120 人の小児から成った。患者は術後の静脈内患者管理鎮痛の投与物に応じて 3 群に分けた:パラセタモール、ジピロンプラセボ。疼痛は、0~100mm の視覚的アナログ尺度(VAS)と 1~4 点の鎮痛スコアを使用して、術後 30 分、1、2、4、6、12、24 時間に評価した。レスキュー鎮痛を必要とする患者には、ペチジン(0.25mg/kg)を静脈内投与した。ペチジン必要量は、手術後 24 時間に記録され、副作用に関連する治療が記録された。

・VAS スコアは、パラセタモール群ではプラセボ群と比較して 6 時間後に(P<0.05)、ジピロン群ではプラセボ群と比較して、30 分後と 6 時間後に(p<0.05)有意に低かった。1、2、4、12、24 時間後の VAS 値に関しては有意差はなかった。疼痛軽減スコアに関して、群間で有意差は見られなかった(P>0.05)。術後ペチジン必要量は、プラセボ群と比較して、パラセタモール群とジピロン群で有意に低かった(62.5%、68.4% vs 90%、p<0.05)。嘔吐、嘔気、その他のいずれの薬物副作用に関しても、群間に有意差は認められなかった(P>0.05)。

・扁桃摘出後小児で、術後鎮痛のための IV-PCA 投与した場合、パラセタモールとジピロンは良好なな忍容性プロファイルと、効果的な鎮痛特性を有している。

[!]:ジピロンはスルピリン(メチロン)の別称らしい。日本では解熱にしか適用はない。アセリオを IV-PCA 投与するという手があったか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック