肺胞開存換気がオフポンプ冠動脈バイパス手術の臨床転帰を改善する:無作為化比較試験

Open-Lung Ventilation Improves Clinical Outcomes in off-Pump Coronary Artery Bypass Surgery: A Randomized Controlled Trial
J Cardiothorac Vasc Anesth. 2015 Sep 3. pii: S1053-0770(15)00814-9. doi: 10.1053/j.jvca.2015.09.001. [Epub ahead of print]

・研究の目的は、オフポンプ冠動脈バイパス術(OPCAB)後に、従来型人工呼吸(CMV)、早期肺胞開存(EOL)、後期肺胞開存(LOL)戦略間で肺機能、機能的能力、臨床転帰を比較することであった。

・初めて待機的 OPCAB を受ける 93 人の患者を対象とした、ブラジルのサンパウロにある連邦大学の 2 病院での前向き無作為化二重盲式研究。患者は 3 群に無作為に分けられた:CMV(N=31)、LOL(N=32):集中治療室(ICU)到着時に開始、EOL(N=30):挿管後から開始。術前と術後 1、3、5 日(POD)にスパイロメトリーをベッドサイドで実施した。動脈血酸素分圧(PaO2)と肺シャント率を術前と POD 1 で評価した。6 分間歩行試験(6MWT)を術前と POD 5 に実施した。

・肺胞開存群の両群の方が、CMV 群に比較して、POD 1、3、5 日で努力肺活量と 1 秒量が高かった(p<0.05)。6MWT 距離についても同様の結果を認めた。両肺胞開存群の方がシャント率は低く、PaO2は高かった(p<0.05)。肺胞開存群の方が挿管時間と入院期間が短いだけでなく、呼吸器症状が少なかった(P<0.05)。EOL 群と LOL 群を比較した場合、上記の結果については、統計的な差は見られなかった。

・早期と後期の肺胞開存戦略の方が、OPCAB 後の高い肺機能の温存と、機能的能力の大きな回復を促進することができ、臨床転帰が良好であった。肺胞開存戦略の開始を術中からと、ICU 到着後からとを比較した場合、転帰に差は見られなかった。

[!]:抜管前のオープンラング(肺胞開存戦略)が重要ということだな。当院では OPCAB 後の人工呼吸の時間なんて、ほんの数時間だけど、このスタディではどれくらいの人工呼吸器官なんだろうか?

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