腹腔鏡下胆嚢摘出術により誘発されるストレス応答に及ぼす麻酔法の影響:無作為化試験

Impact of anesthetic technique on the stress response elicited by laparoscopic cholecystectomy: a randomized trial.
J Anesth. 2016 Feb 16. [Epub ahead of print]

・本無作為化二重盲式臨床試験の目的は、腹腔鏡下胆嚢摘出術の際に、潜在的なマーカーとして、ストレスホルモン、ブドウ糖、C 反応性タンパク質(CRP)を用いて、外科的ストレス反応に及ぼす全身麻酔(GA)単独、あるいは、硬膜外麻酔で補助した全身麻酔(EpiGA)の影響を解明することであった。

・待機的腹腔鏡下胆嚢摘出術を受ける予定の 62 人の患者は、無作為に 2 群に割り当てられ、GA または EpiGA のいずれかを受けた。ストレスホルモン[コルチゾール(COR)、ヒト成長ホルモン(hGH)、プロラクチン(PRL)]、ブドウ糖、CRP を、術前日、術中、術後 1 日目(POD1)に測定した。

・血漿 COR、hGH、PRL、ブドウ糖濃度は GA と EpiGA 群で術中に最大化し、POD1 にベースラインにほぼ戻った。有意な群間差は、術中か術後に COR とブドウ糖で検出されたが、hGH では検出されなかった。PRL は術中 GA 群でのみ上昇した。なお、CRP は術中はほとんど変化しなかったが、POD1 に顕著に増加し、両群で同様であった。

・これらの結果は、腹腔鏡下胆嚢摘出術を受ける患者では、ホルモンや代謝ストレス反応は、全身麻酔補助の硬膜外ブロックを使用することによって若干調節されることを示している。それにもかかわらず、CRP により評価される炎症反応は、麻酔法によっては影響を受けないように思われる。

[!]:硬膜外を併用することでホルモナールには影響があるが、炎症反応には影響はない。まあ、当然だろうな。

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