スガマデクス拮抗後にロクロニウムによる筋弛緩を再確立した症例シリーズ

A case series of re-establishment of neuromuscular block with rocuronium after sugammadex reversal.
J Anesth. 2016 Mar 7. [Epub ahead of print]

・著者らは、スガマデクスによって拮抗した後、筋弛緩を再確立するためにロクロニウムの使用を報告している。本研究の目的は、筋弛緩を再確立するために必要なロクロニウム用量と、スガマデクス投与からロクロニウムの再投与までの時間間隔との関係を調査することであった。

・スガマデクスによってロクロニウム誘発性筋弛緩の拮抗後 12 時間以内に筋弛緩の再確立を必要とした患者が含まれた。全身麻酔の導入と筋弛緩モニター設置の後、筋弛緩を再確立するためのプロトコルは以下のようであった。ロクロニウムの初期投与量 0.6mg/kg に引き続いて追加用量 0.3mg/kg を四連反応が消失するまで 2 分ごとに投与した。

・合計 11 人の患者が本研究に登録された。スガマデクス投与と 2 回目のロクロニウム投与との時間間隔 12~465 分であった。筋弛緩を再確立するのに必要なロクロニウムの総用量は、0.6~1.2mg/kg であった。最初のスガマデクスを 3 時間以上前に投与された患者では全員、0.6mg/kg のロクロニウムで筋弛緩を再確立できた。しかし、スガマデクス投与と 2 回目のロクロニウム投与との時間間隔が 2 時間未満であった場合には、筋弛緩を再確立するためには 0.6mg/kg 以上のロクロニウムが必要であった。

[!]:ときとして再手術や再挿管が必要となることもあるから、むやみに大量のスガマデクスを投与するのはやめよう。最終スガマデクス投与から 3 時間以上経っていれば、通常量のロクロニウム投与で良いと。

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