高齢患者の自己申告運動能力は待機的非心臓術後早期の転帰を予測する

Self-reported Mobility in Older Patients Predicts Early Postoperative Outcomes after Elective Noncardiac Surgery.
Anesthesiology. 2016 Apr;124(4):815-25. doi: 10.1097/ALN.0000000000001011.

・特定の高齢者評価ツールは、従来の周術期リスク層別化を補完する可能性がある。本研究の目的は、自己申告運動能力が待機的非心臓手術を受ける高齢患者で術後転帰を予測するかどうかを評価することであった。

・年齢 69 歳以上の患者(n=197)は、(1)従来のリスク評価(ASA-PSと改訂心臓のリスク指数)、(2) 5 点虚弱評価、(3) 自己報告運動能評価ツール、簡易型運動能評価(範囲 30.21[悪い]~ 69.76[優れた])、(4)高感度 C 反応性蛋白質測定。評価項目は、術後合併症、退院までの時間、老人ホーム入所(NHP)であった。

・本研究のサンプル(平均年齢 75±5 歳、女性が 51%)では、72%は、中等度から高リスクの手術を受けていた。退院までの期間の中央値は(四分位範囲)、3 日(1~4 日)であった。30 人の患者(15%)が、術後合併症を発症し、27 人(13%)が NHP を必要とした。年齢、性別、肥満指数、疼痛スコア、心臓リスク指数、ASA-PS 分類、手術リスク、高感度 CRP で調整後、自己申告運動能が悪い方が、運動能評価ツールでの 10 ポイントの減少(これは 1 SD に相当する)当たり、術後合併症が多く(オッズ比[OR]、1.69、95%CI、1.05~2.73)、退院時期が遅く(ハザード比、0.81、95%CI、0.68~0.96)、NHP が多かった(OR、2.01、95%CI、1.13~3.56)。d名時モデルを使用することにより、中等度虚弱や虚弱は NHP を増加させた(OR、3.11; 95%CI、1.02~9.54)が、術後合併症や退院までの期間のいずれとも関連がなかった。

・新しい簡単な評価を使用した術前の自己申告運動能は、術後の有害事象の危険性のある患者を同定するのに役立つ可能性がある。

[!]:疾患を診断する際にも検査結果に加えて患者本人の訴えが非常に役立つのと同様、客観的j評価に加えて自己評価した身体能力も同様に有用性が高いだろう。

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