トリアージにおける急性外傷創への塩酸リドカインガーゼによる表面麻酔: 予備研究

Anesthesia with topical lidocaine hydrochloride gauzes in acute traumatic wounds in triage, a pilot study.
International Emergency Nursing Published online: February 29 2016

<ハイライト>
・血管収縮剤を併用したリドカイン局所投与は、効果的である
・トリアージにおけるこれらの添加剤なしの塩酸リドカイン・??ガーゼの利用を検討している
・創部の縫合が必要な場合、こうした??ガーゼでは、十分な麻酔を提供できない。

<要旨>
・創傷におけるリドカインの局所適用は、血管収縮剤と組み合わせて研究されてきたが、これらの添加剤なしの場合の効果は不明である。目的は、トリアージにおいて、成人患者の外傷層に適用した、血管収縮薬なしのリドカインに浸したガーゼの使用を検討することであった。

・前向き予備研究はレベル 1 外傷センターの救急部で 6 週間行われた。連続した成人患者の創傷は、看護プロトコルでに沿って治療され、傷口への直接の塩酸リドカイン投与とリドカインに浸したガーゼを創傷治療まで置いたままとした。主要転帰は、浸潤麻酔の必要性であった。副次評価項目は、数値評価スケール(NRS)による疼痛スコア、有害事象、患者と医師の満足度であった。

・外傷創のある 40 人患者が含まれ、85% の男性が腕に外傷を負っていた。37 人の患者は、創傷治療として痛みを伴う手技が必要であった。縫合が必要であった場合には、77% が追加の浸潤麻酔を必要とした。平均 NRS の疼痛スコアは、リドカイン・ガーゼを適用した後の 3.3 から 2.2 に減少した。有害事象は記録されなかった。患者の 60% がは、リドカインガーゼの使用に満足したのに対して、医師は 40% が満足した。

・血管収縮剤添加しない塩酸リドカイン(2%)ガーゼは、外傷創における浸潤麻酔に置き換えることはできない。

[!]:あくまで表面麻酔に過ぎないから、浸潤麻酔には置き換えられないだろう。だが、しないよりはまし。血管収縮剤を添加しない場合、リドカインの血管拡張作用のために、出血が増加する可能性があり、局所麻酔薬を使用した方が、持続時間も長くなるし、出血も減少できて利点が多い。

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