一連の手術で明らかにスガマデクスとロクロニウムによって誘発されたアナフィラキシーの症例

A case of anaphylaxis apparently induced by sugammadex and rocuronium in successive surgeries
Journal of Clinical Anesthesia, Published online: March 22 2016
<ハイライト>
・ロクロニウムは非常にアナフィラキシーと関連している。
・スガマデクスもまた、アナフィラキシーのトリガーである。
・同一患者で別の手術時にスガマデクスとロクロニウムの両方に反応して生じたアナフィラキシーの連続エピソードはまれである。

<要旨>
ロクロニウムは、周術期アナフィラキシーに最も頻繁に関与する薬剤であり、スガマデクスもアナフィラキシー反応を誘発することが知られている。著者らは、ロクロニウムとスガマデクスの臨床用量によって誘発されたと思われる連続アナフィラキシーのエピソードの症例を報告している。患者は、喘息の病歴を有する 19 歳の女性で、手術歴はなかった。彼女は転倒して受傷し、多発骨折に対していくつかの手術が予定された。全身麻酔下の最初の手術では、彼女はスガマデクス投与 5 分後にアナフィラキシーを発症した。踵骨骨折の治療のための 2 回目の全身麻酔は、筋弛緩することなく 10 日後に無事に導入された。3 回目の全身麻酔は、最初の手術から 12 日後に、脊椎を固定する予定であった。彼女はロクロニウム投与 8 分後のアナフィラキシーを発症した。血漿ヒスタミン値が上昇したが、血清トリプターゼ値は正常であった。この手術はキャンセルされ、筋弛緩を使用せずに再手術予定おとなった。その後の調査で皮膚試験が実施された。患者は、スガマデクスとロクロニウムの皮内テストで陽性の結果を示し、両薬剤に対するアレルギー反応の診断が支援された。臨床医は、スガマデクスとロクロニウムの両薬剤によってアナフィラキシー反応がて誘発される可能性があることを認識する必要がある。

[!]:ロクロニウムによるアナフィラキシーに対して、スガマデクスが有効であるという話もあるが、この症例ではダブルパンチになってしまうのか。

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