全身麻酔下帝王切開後のトラマドール創部浸潤の鎮痛効果:無作為化試験

Analgesic efficacy of wound infiltration with tramadol after cesarean delivery under general anesthesia: Randomized trial
Journal of Obstetrics and Gynaecology Research published online: 20 APR 2016

・研究の目的は、トラマドールの創部浸潤は全身麻酔下帝王切開(CS)後の術後疼痛を減少させるか、または術直後の鎮痛剤の必要性を減少させるかどうかを調査することであった。

・本二重盲式無作為化試験では、全身麻酔下に待機的 CS を受けた 60 人の女性を無作為に 2 群のうちの 1 群に割り当てた:トラマドール群(T 群、N=30)、プラセボ群(P 群):n=30)。P 群は、0.9% 生食 20 mL の局所創部浸潤を受け、T 群は、トラマドール 2mg/mL を有する 0.9% 生食 20 mL 局所創部浸潤を受けた。主要評価項目である累積モルヒネ消費量と、ジクロフェナク必要量と術後疼痛を含む副次評価項目を記録した。

・数値評価スケールスコアは、術後 15 分の時点で、P 群よりも T 群の方が低かった。T 群の患者の方が、P 群に比べて、全時間間隔でモルヒネ必要量が有意に少なかった。レスキュー鎮痛剤の必要度には群間差は認められなかった(P>0.05)。

・全身麻酔下に CS を受けた患者で、トラマドールによる創部浸潤は、術後の痛みを軽減し、回復を改善するための有用な方法である可能性がある。

[!]:創部浸潤と、上肢や臀部への筋注とを比較するとどうなのかな?

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