生食の持続硬膜外注入は、硬膜穿刺後頭痛を予防し、治療するのに役立つ

Continuous epidural pumping of saline contributes to prevent and treat postdural puncture headache
Journal of Clinical Anesthesia November 2016Volume 34, Pages 154?158
<ハイライト>
・68 人の硬膜外注入群のうち、49 人が、硬膜穿刺後頭痛(PDPH)を示した。
・保存的治療を受けた全患者は PDPH を発症した。
・両治療群で手術後 3 日以内に、全ての患者が PDPH を示した。
・硬膜外穿刺の頻度は、PDPH の重要な危険因子であった。
・生食の持続硬膜外注入は、PDPH の重要な危険因子であった。

<要旨>
頭痛9.png・硬膜穿刺後頭痛(PDPH)は、偶発的硬膜穿刺の最もよくある症候で、クモ膜下麻酔の頻繁な合併症である。著者らは、生食の硬膜外注入を含む、偶発的硬膜穿刺患者で PDPH を予防し、治療するための術後処置法を開発した。この後ろ向き研究では PDPH の予防と治療のためのこの新しい方法を評価することを目的とした。

・首都医科大学関連の北京産婦人科病院で、2006 年 1 月から 2012 年 12 月に行われた、脊椎麻酔を受けた 87 人の症例を対象とした後ろ向き研究。これらの患者のうち、68 例が再穿刺で成功し、A 群に割り当てられ(硬膜外充填群、n=68)、6mL/ h の速度で 0.9% NS(150mL)の持続硬膜外注入を受けた。残りの症例は、B 群(保存的治療群、n=19)に割り当てた。年齢、身長、体重を測定し、視覚アナログスケールを用いて術後頭痛を評価した。

・A 群の 68 人のうち、49 人(72.1%)は PDPH を発症したのに対して、B 群では全症例が PDPH を発症した(P=0.009)。さらに、治療群にかかわらず、全患者が手術後 3 日以内に PDPH を示した。しかし、A 群と B 群間で、PDPH 持続期間に統計的有意差が得られた(P<0.001)。多変量ロジスティック回帰分析では、硬膜外穿刺頻度と生食の持続硬膜外注入は PDPH の重要な危険因子であることを示した。

・著者らのデータは、6 mL/h の生食の適用は、PDPH の管理に効果的に役立ち、その臨床適用を広める必要があることを示した。

[!]:どんなサイズの針使ってるんだろうか? クモ膜下麻酔の 87 例中 68 例で PDPH を発症している。さすが中国というべきか!?

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