■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2016-05-10





【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) VT (2) NIDDM (3) ECF (4) DIP (5) VE

[解答]
(1)ventricular tachycardia:心室頻拍
(2)noninsulin-dependent diabetes mellitus:インスリン非依存性糖尿病
(3)extracellular fluid:細胞外液
(4)drip intravenous pyelography:点滴静脈内腎盂造影
(5)minute ventilation:分時換気量



[出典] 麻酔科学用語集 第3版





【問題2】(心臓・血管) 洞性頻脈の原因として考えにくいものはどれか?
1) 発熱
4) 心不全
2) 貧血
5) 副交感神経緊張
3) 脱水


[解説] 心拍数>100.洞性頻脈の原因:運動、甲状腺機能亢進症、発熱、貧血、心不全、脱水、交感神経緊張などで起こる。心不全と脱水はともに洞性頻脈をきたすが治療法が全く異なるので鑑別が重要である。老人、洞機能抑制薬(β遮断薬、Ca拮抗薬)投与患者では心不全でも洞性頻脈をきたさないことも多いので注意.洞性頻脈の限界:220ー年令.虚血性心疾患のトレッドミル運動負荷試験では心拍数が限界値の80%になるまで運動量を与えてSTーT変化をみる必要がある。他の頻脈との相違:徐々に起こり、P波が明瞭に認められること。


[正解] 5 [出典] クリティカル記憶術2P270




【問題3】(体液・電解質) 高カリウム血症の治療のうち、効果発現がもっとも遅いものはどれか?
1) ケイキサレート
3) グルコース・インスリン
5) 塩化カルシウム
2) メイロン
4) グルコン酸カルシウム


[解説] 高カリウム血症治療:(1)塩化カルシウム又はグルコン酸カルシウム10~20mlを2分間で静注、直後に効果発現し、1時間持続.(2)重曹(メイロン)50~100mEq5分で静注、5~10分で効果発現し、1~2時間持続.(3)50gブドウ糖+インスリン10~20単位、30分で効果発現、4~6時間持続.(4)カリメイトまたはケイキサレート25~50g内服または注腸70%ソルビトール、1~2時間で効果発現し、数時間持続する。


[正解] 1 [出典] 研修医当直御法度p81




【問題4】(体液・電解質) 1号輸液だけでは電解質の喪失が強いとき(低張性脱水)に使用するのはどれか?
1) 輸液開始液
3) 細胞内修復液
5) 術後回復液
2) 細胞外液補充液
4) 維持液


[解説] 1号液=輸液開始液(腎機能の低下や評価しがたい時の初期輸液として使用される)、2号液=細胞内修復液(1号輸液だけでは電解質の喪失が強いとき(低張性脱水)に使用する、3号液=維持液(生体に必要な水分と電解質の他糖質が含まれており、経口摂取が不可能な場合の短期の維持目的で使用される。1号輸液だけではなお水不足が強い時(高張性脱水))、4号液=術後回復液(カリウム投与を控えたいときの3号液の代用輸液として使用される)、乳酸リンゲル液や酢酸リンゲル液=細胞外液補充液(急性出血で輸血を使用するまでの緊急時、外傷、手術時や熱傷の初期輸液として使用する、)


[正解] 3 [出典]

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