ロクロニウムは、軟部組織感染症を有する患者の再挿管のリスク増加と関連している

Rocuronium is associated with an increased risk of reintubation in patients with soft tissue infections
Journal of Clinical Anesthesia November 2016Volume 34, Pages 186?191

<ハイライト>
・急性腎障害を有する軟部組織感染のある患者は、再挿管の危険にさらされる可能性がある。
・この集団におけるロクロニウムの使用は、再挿管に関連していた。
・TOF 比が高い患者で再挿管する可能性が高かった。

<要旨>
・研究の目的は、軟部組織感染症の成人患者における再挿管にに関連する危険因子を調査することであった。

・手術室や手術後回復室での後ろ向き症例対照研究。軟部組織感染症に対して外科的処置を予定された患者 39 人と、年齢、性別、肥満指数を一致させた一般外科手術を受ける対照群 222 人が含まれた。全患者は、年齢 18 歳超えで、ほとんどが ASA-PS III/IV で、当レベル I 外傷センターを受診した。計画的抜管後 2 時間以内に再挿管となった。以下のデータが収集された:再挿管率、TOF 比、拮抗剤、年齢、性別、クレアチニン、喫煙歴、輸血必要量、シーケンシャル臓器不全評価スコア(SOFA)、ヘモグロビン、乳酸。

・ロクロニウムの使用は再挿管の可能性の増加と独立して関連していた。TOF 比が高い患者は、TOF 比の低い患者に比べて、再挿管される可能性が高く、拮抗される可能性が低かった。

・ロクロニウムを投与された軟部組織感染患者は、特に腎不全のある患者では、再挿管のリスク増加と関連している。また、この記事では、TOF 比が高い患者でも、筋弛緩の拮抗剤の使用を支持している。

[!]:Margin of Safety の概念かな。TOF 比が高値でも、筋弛緩薬使用後には、拮抗薬を投与しておいた方が良いと。

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