術後早期の代謝面に及ぼすポンプとオフポンプ冠動脈バイパス手術の影響

The Effects of On-Pump and Off-Pump Coronary Artery Bypass Surgery on Metabolic Profiles in the Early Postoperative Period

J Cardiothorac Vasc Anesth. 2016 Feb 12. pii: S1053-0770(16)00068-9. doi: 10.1053/j.jvca.2016.02.005. [Epub ahead of print]

・高乳酸血症および塩基欠乏(BD)は、心臓手術後の有害転帰のマーカーであり、その障害は、体外循環を使用することによって影響され得る。著者らは、「オンポンプ」冠動脈バイパス移植術(ONCABG)と比較して、オフポンプ冠動脈バイパス移植術(OPCABG)の方が術後の代謝プロフィールが良好であると仮定した。

・これは三次大学病院の心臓胸部集中治療室で、電子診療記録から 1 年間連続データを収集した後ろ向き的研究であった。研究では、待機的冠動脈バイパス術を受けた 339 人の患者を対象とした(ONCABG [n=215]、OPCABG[n=124])。OPCABG と ONCABG 患者の代謝(動脈血乳酸、pH、BD)、血行動態(変力/昇圧剤投与)パラメータを予め定義された 7 つの時点(集中治療室入室時、術後 1、3、6、12、18、24 時間後で比較した。関心の各出力について、混合効果線形回帰モデルを使用して(反復測定のクラスタリングを可能にするた、時間をランダム効果として)、所定の共変量セットで調整した。

・全ての時点で動脈血乳酸値、pH は同等であった。BD は、ONCABG 群の方が、全体で(p=0.01)、またほとんどの時点(術後 1 時間と 24 時間を除いて)悪かった。全期間について、強心剤投与は、ONCABG 患者の方がよく見られた(p<0.05)のに対して、昇圧剤の使用は OPCABG 群の方が頻度が高かった(p<0.05)。

・pH と 高乳酸血症は群間で同様であったが、術後の BD 値は、OPCABG 群の方が良好であることが示された。OPCABG 群では、頻回の昇圧剤投与と引き換えに、強心剤投与は少なかった。

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