■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2016-06-17




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (c_____________) : 癌腫症

(2) (h______________) : 低換気

(3) (____________s) : 細気管支炎

(4) (b________) (s_______) : 気管支狭窄

(5) (b__________) (i__) : 炭酸水素イオン/重炭酸イオン


[解答]
(1)carcinomatosis(2)hypoventilation
(3)bronchiolitis(4)bronchial stenosis
(5)bicarbonate ion


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(腎機能) 次のうち正しいのはどれか。

ア:血糖値が200mg/dlを越えると尿糖が出現する。

イ:腎血流量と糸球体濾過率は平均動脈圧40~160mmHgの間では一定である。

ウ:ハロセン麻酔では、腎血流量の自己調節能が障害される。

エ:血液尿素窒素値(BUN)が10mg/dl以下のときは、体水分量が多いことを意味する。

オ:フロセミドは痛み刺激による乏尿に拮抗する。


[解説] 尿糖排泄の閾値は170~180mg/dlである。血糖値が200mg/dlを越えると尿糖が出現する。腎血流量と糸球体濾過率は平均動脈圧60~180mmHgの間では一定である。1MACのハロセン麻酔では、腎血流量の自己調節能は障害されない。血液尿素窒素値(BUN)の正常値は10~20mg/dlで、10mg/dl以下のときは体水分量が多いことを意味する。痛み刺激は抗利尿ホルモンの放出により乏尿を来す。この際、少量(0.1mg/kg)のフロセミドは尿量を増加させる。他方、この少量の利尿薬は腎血流量減少による乏尿を逆転することはまずない。


[正解] (ア)、(エ)、(オ) [出典] 第31回麻酔指導医認定筆記試験:A12



【問題3】(体温) 次のうち正しいのはどれか。

ア:体温調節中枢は、視床下部に存在する。

イ:新生児では、ふるえ(振戦)は見られない。

ウ:ハロセンのMACは、体温1度の低下によって10%低下する。

エ:酸素消費量は、体温低下1度につき15%減少する。

オ:人工心肺復温時、食道温の方が直腸温より早く回復する。


[解説] 体温調節中枢は体温調節に関与する脳部位を指す用語であるが、調節系は階層構造を持ち、特定の脳領域に限定できない。温度信号の総合処理、有効な調節反応の発現に最も重要な役割を果たしているのは視床下部である。3ヵ月以下の乳児においては、年長児と異なり、ふるえによって熱産生を増加させ、体温を維持するという方法がとれない。新生児の発熱機構として、褐色細胞が注目されている。ハロセンのMACは体温1度の低下により5%減少する。酸素消費量は、体温1度につき約6~7%減少する。人工心肺復温時、食道温の方が直腸温より早く回復する。


[正解] (ア)、(イ)、(オ) [出典] 第30回麻酔指導医認定筆記試験:A4





【問題4】(麻酔中の問題) 尿量が増加する場合はどれか。
ア:高血糖
ウ:血管造影
イ:ドーパミン投与
エ:テオフィリン投与

[解説] 高血糖、造影剤により浸透圧利尿がみられる。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集

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