挿管困難の成人患者における挿管器具として Lightwand vs キングビジョンビデオ喉頭鏡

King Vision video laryngoscope versus Lightwand as an intubating device in adult patients with Mallampatti grade III and IV patients
Journal of Clinical Anesthesia November 2016Volume 34, Pages 483?489
<ハイライト>
・キング・ビジョンビデオ喉頭鏡は、挿管の新しい器具である
・これは、MP III ・IV での挿管時間の点で Lightwand よりも優れている
・また、このような患者で挿管成功のために必要よ試みがり少ない。
・Lightwand は、必要な調整操作の数点で優れている
・MP III・IV ではキングビジョンよりも血行動態パラメータの変化が少ない

<要旨>
・臨床診療では、予期された、また予期せぬ困難気道に、しばしば麻酔科医は遭遇している。このような状況で利用可能な様々な器具がある。著者らは、予期された挿管困難で、挿管デバイスとしての性能を、キングビジョンビデオ喉頭鏡と Lightwand とで比較することを目指している。

・ジャワハルラル・ネルー医科大学での、Mallampati 分類 III・IV の ASA 1/2 の 60 人の患者を対象とした前向き無作為化単盲検試験。患者はそれぞれ 30 人ずつの患者の 2 群に分けた。キングビジョン群[n=30]とLightwand 群[n= 30]の患者は、それぞれの器具を使用して挿管された。主要評価項目は、挿管に要した時間であり、副次評価項目は、挿管試行数、調整操作数、心拍数と平均血圧の変化、気道外傷であった。

・キングビジョンビデオ喉頭鏡を使用した挿管時間の平均(19.50±6.73 秒)の方が Lightwand の場合(25.40±7.42秒、P=0.00)よりも短かった。試行数、挿管成功数の差、調整操作数は同等であった。群内で導入前値からの心拍数の有意な上昇が認められた。しかし、群間変化は同様であった。また、群内で導入前値からの平均動脈圧の有意な上昇があった。群内変動で、平均血圧の増加は、挿管直後(P=0.0234)と、3、5 分後では Lightwand の方が少なかった。

[!]:侵襲度は舌根部を圧迫しないので Lightwand の方が少ないだろうな。ここで言う Lightwand は、トラキライトの類。

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