腹部大手術を受ける高齢患者でレミフェンタニルとフェンタニルの術後認知機能とサイトカイン濃度に及ぼす効

Effect of remifentanil and fentanyl on postoperative cognitive function and cytokines level in elderly patients undergoing major abdominal surgery
Journal of Clinical Anesthesia, December 2016Volume 35, Pages 40?46
<ハイライト>
・高齢患者の POCD は、腹部大手術の意義のある問題である。
・POCD の点でフェンタニルとレミフェンタニルの間には差がない。
・レミフェンタニルを投与された患者の方が、IL-6 値が低くかった。
・レミフェンタニルとその抗炎症効果との相関には至らない。

<要旨>
・術後認知機能障害は、高齢患者に起こる発生頻度の高い合併症である。麻酔の種類、患者の炎症反応は、術後認知機能障害(POCD)の要因となりえる。本前向き無作為化二重盲式対照試験で、著者らは、術中レミフェンタニルは、フェンタニルと比較して、術直後と早期の POCD を減少さえる可能性があると仮定し、認知状態と術後炎症性サイトカイン値の間に相関があるかどうか評価した。

・腹部大手術を受ける 60 歳以上の 622 人の患者を無作為に 2 群に分け、手術中に別々のオピオイドで処置した:レミフェンタニル持続注入か、またはフェンタニルのボーラス投与。群ごとの患者 25 例を無作為に選んで、血清インターロイキン(IL)-1β、IL-6、IL-10 を病棟に帰った時と手術後 7 日目に定量的測定した。

・認知状態とそのサイトカイン値との相関を評価した。POCD 事象については、両群は同等であったが、IL-6 値は、レミフェンタニル群の方が、術後 7 日目に低かった(P=0.04)。POCD とサイトカイン値との間には相関は見られなかった。

・レミフェンタニルを使用したからといって POCD は減らない。

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