セボフルラン+レミフェンタニル、プロポフォール+レミフェンタニル麻酔下でロクロニウムの筋弛緩効果

The neuromuscular effects of rocuronium under sevoflurane-remifentanil or propofol-remifentanil anesthesia: a randomized clinical comparative study in an Asian population.
BMC Anesthesiol. 2016 Aug 22;16(1):65. doi: 10.1186/s12871-016-0231-0.

・著者らはアジア患者集団で、セボフルラン+、またはプロポフォール+レミフェンタニル麻酔間で、ロクロニウムの異なる用量の遮断効果の差を評価するための前向き無作為化多施設共同研究を行った。

・合計 368 人の ASA I-II の患者の登録された。麻酔は 2.0mg/kg プロポフォールと 0.1μg/kg/分のレミフェンタニル(TIVA)か、または 5.0vol% セボフルラン+0.1μg/kg/分のレミフェンタニル(SEVO)で導入した。気管挿管は、0.3、0.6、0.9mg/kg のロクロニウムで補助し、投与 180 秒後に挿管状態を評価した。最大ブロックまでの時間と回復プロフィールを、尺骨神経の TOF 刺激と、加速度筋弛緩モニターを使用した母指内転筋の反応記録によってモニターした。

・臨床的に許容できる挿管条件を有する患者数はそれぞれ、ロクロニウムの各用量で 41、82、97%(TIVA)と、34、85、90%(SEVO)であった。各ロクロニウム投与量で、最大ブロックまでの時間は群間に有意差がなかった。四連反応比 90% までの回復は、群間に有意差があった:0.3、0.6、0.9 mg/kg 用量で、それぞれ、42.7(19.5)、74.8(29.9)、118.4(35.1)分(TIVA) vs 66.5(39.3)、110.2(43.50.3、0.6)、144.4(57.5)分(SEVO)(P<0.001)。

・ロクロニウムの同用量では、プロポフォール+レミフェンタニルとセボフルラン+レミフェンタニル麻酔間で挿管条件に有意な差はない。麻酔薬の種類は、ロクロニウムによる最大ブロックまでの時間に有意に影響しない。0.9mg/kgの用量でロクロニウムは、アジア集団では、麻酔処方の両方でより良い挿管条件を得るためには、0.9mg/kg が使用されるべきである。

[!]:TIVA とセボフルラン麻酔では、ロクロニウムの維持投与量は 2 倍くらい異なるらしいが。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック