切断端針は、径が細い方が硬膜穿刺後頭痛の発生率が低い相関があるが、ペンシルポイント針ではない

Finer gauge of cutting but not pencil-point needles correlate with lower incidence of post-dural puncture headache: a meta-regression analysis.
J Anesth. 2016 Oct;30(5):855-63. doi: 10.1007/s00540-016-2221-2. Epub 2016 Jul 28.

・硬膜穿刺後頭痛(PDPH)は脊椎麻酔時の脳脊髄液の漏れによって引き起こされるよく知られた神経学的転帰である。PDPH の発生率を低減するために細い径の脊椎麻酔針の有効性を評価することを目的とした研究では、矛盾する結果が生じている。そこで、著者らは、切断端針とペンシルポイント針とが PDPH の発症に及ぼす効果を別々に検討した。

・PubMed、EMBASE、Google Scholar データベースで、針のデザイン(切断端とペンシルポイント)は同じで、径の異なる個々の針を 1 対 1 で分析して、PDPH の発生率を比較した無作為試験を検索した。針の径(ゲージ)、デザイン、患者集団の平均年齢、術式、研究患者集団の男性と女性の比率、発表年などどいった様々な共変量を考慮して、メタ回帰分析を実施した。

・分析に含まれた 22 件の研究(N=5631)のうち、12 件(N=3148)と 10 件(N=2483)が、それぞれ、切断端針とペンシルポイント針の異なる径を比較していた。針のデザインが同じで径が異なる針を無作為に比較した全ての研究に対して、共変量を調整した後、メタ回帰分析を実施した。切断端新では、PDPH の発生率と針の径(ゲージ)は反比例(ゲージ当たり β=-1.36% 、P=0.037)していたのに対して、ペンシルポイント針では何の関連性も認められなかった(ゲージ当たり β=-0.32%、P=0.114)。両モデルで、女性だけが、PDPH の発生率と統計学的に有意な相関関係に達した唯一の共変量であった。

・切断端針では、針ゲージとその後の PDPH 発生頻度との間に有意な関係が認められたが、ペンシルポイント針では認めなかった。

[!]:へ~、そうなのか。ペンシルポイント針でも太い方が PDPH の確率は高いと思ってた。ペンシルポイント針の場合は、無理に極細を使わなくてもいいってことだな。

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