心房細動の除細動補助におけるマグネシウム静脈内投与の有効性

マグネシウム51.pngEfficacy of Intravenous Magnesium in Facilitating Cardioversion of Atrial Fibrillation.
Circ Arrhythm Electrophysiol. 2016 Sep;9(9). pii: e003968. doi: 10.1161/CIRCEP.116.003968.

・血清マグネシウム(Mg)低値は、心房細動のリスク増加と関連している。いくつかの研究は、薬理学的除細動を容易にする上でマグネシウムの利点を示している。電気的除細動を容易にする上でのマグネシウム静脈内注入単独の役割は明らかではない。

・前向き無作為化二重盲式偽薬対照試験で、著者らは、電気的除細動予定の心房細動患者を登録した。患者は、75、100、150、200 J の段階的上昇の二相性ショックのプロトコルを使用した除細動前に、Mg か、または偽薬に無作為に割り付けた。低カリウム血症、高マグネシウム血症、心臓手術後の心房細動患者は除外した。抗不整脈薬投与中の患者は、定常状態にある限りは含めた。全ての患者は、洞調律が維持されるか見るのために処置後 1 時間モニターした。

・合計 261 人の患者(69% が男性、平均年齢 65.5±11.1歳)が無作為化された(132 人と 129 人の患者は、それぞれ、Mg と偽薬を投与された)。ベースライン特性は両群間で同様であった。両群間の電気的除細動の成功率(86.0% vs 86.4%、P=0.94)、除細動成功的に必要な累積エネルギー量(123.3±55.5 vs 129.5±52.6、P=0.40)、洞調律復帰に要したショック回数(2.25±1.24 vs 2.41±1.22、P=0.31)には統計学的有意差はなかった。有害事象はいずれの群でも認められなかった。

・永続性心房細動に対して電気的除細動を受ける患者では、Mg 注入は電気的除細動の成功率を増加させない。

[!]:心房細動の薬理学的除細動には Mg が補助的に役立つかもしれないが、電気的除細動には補助的効果はないと。

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