術後悪心嘔吐に及ぼすスガマデクス vs ピリドスチグミン+グリコピロレートの影響

Effects of sugammadex vs. pyridostigmine-glycopyrrolate on post-operative nausea and vomiting: propensity score matching.
Acta Anaesthesiol Scand. 2016 Oct 2. doi: 10.1111/aas.12813. [Epub ahead of print]

・スガマデクスはアミノステロイド筋弛緩薬による筋弛緩を拮抗させる新しい薬剤である。本後ろ向き研究では、スガマデクスが術後悪心嘔吐(PONV)に及ぼす効果を、ピリドスチグミン+グリコピロレート混合物のものと比較した。

・著者らは、チュンアン大病院で 2010 年 1 月 1 日から 2015 年 12 月 31 日に、フェンタニル・ベースの、静脈内患者管理鎮痛法(IV-PCA)を受けた 7179 人の患者の電子カルテを見直した。著者らは使用された筋弛緩拮抗薬の種類に応じて 2 群に分けた:伝統的拮抗薬(ピリドスチグミン+グリコピロレート混合物、R 群、n=7059)とスガマデクス(S 群; n=120)。その後、傾向スコアマッチング法を使用して R 群の 408 人の患者と、S 群の 115 人の患者を選択した。次いで、これらの患者を共変数に基づいて他群の相手とマッチさせた。

・傾向スコアマッチングした後、2 群は、全てのベースライン共変量に関しては同等であった。S 群の方が、0 日目の嘔気の数値評価スケール、ならびに 0 日目に嘔吐した患者数は、R 群患者よりも低かった。さらに、S 群の方が 0 日目のレスキュー制吐剤を使用の使用が少なく、0 日目の完全寛解が高かった。

・オピオイドベースの IV-PCA を受ける患者では、ピリドスチグミン+グリコピロレート混合物と比較して、スガマデクスの方が、PONV に対して有益である可能性がある。

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