低用量のデキスメデトミジンは、集中治療室での非心臓手術後の高齢患者の睡眠の質の型を改善: 予備研究

Low-dose Dexmedetomidine Improves Sleep Quality Pattern in Elderly Patients after Noncardiac Surgery in the Intensive Care Unit: A Pilot Randomized Controlled Trial.
Anesthesiology. 2016 Nov;125(5):979-991.

・術後集中治療室(ICU)に入室した患者は、しばしば睡眠障害を発症している。著者らは、低用量デキスメデトミジン注入は術後の ICU で人工呼吸されない高齢患者で睡眠構造を改善する可能性があるという仮説を検証した。

・これは、予備的な無作為化比較試験であった。非心臓手術後に ICU 入室し、人工呼吸器を必要としなかった、年齢 65 歳以上 76 人の患者は、デキスメデトミジン(0.1μg/kg/h の速度で持続注入、n=38)か、またはプラセボ(n=38)を、手術当日の午後 5 時から 15 時間、すなわち、手術翌日の午前 8 時 00 分まで投与されるよう無作為に割り付けられた。試験薬物の注入期間中、睡眠ポリグラフをモニターした。主要評価項目は、ステージ 2 のNon-REM(ステージ N2)睡眠の割合であった。

・睡眠ポリグラフの完全な記録は、61 人の患者で得られた(デキスメデトミジン群の 30 人、プラセボ群の 31 人)。デキスメデトミジンの注入は、ステージ N2 睡眠の割合の中央値を、プラセボ群の 15.8%(四分位範囲、1.3~62.8)から、デキスメデトミジン群の 43.5%(16.6~80.2)へと増加させ(差、14.7%、 95%CI、0.0~31.9)(P=0.048)、また総睡眠時間を延長し、ステージ N1 睡眠の割合が減少させ、睡眠効率を増加させ、主観的睡眠の質を向上させた。デキスメデトミジンは有意なの介入なしに低血圧の発生率を増加させた。

・非心臓手術後に ICU 入室した、人工呼吸を受けない高齢患者では、予防的低用量デキスメデトミジン注入は、全体的な睡眠の質を改善する可能性がある。

[!]:デキスメドトミジンは、本当に多様な良い作用があるんだな。次々にいろいろな研究結果が出る。

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