肝硬変患者で電気刺激に応答するセボフルランの最小肺胞内濃度に及ぼす肝機能障害重症度の影響

Effect of the severity of liver dysfunction on the minimum alveolar concentration of sevoflurane responding to an electronic stimulation in cirrhotic patients.
BMC Anesthesiol. 2016 Oct 18;16(1):98.

・肝機能障害を有する患者は、正常な肝機能を有する患者と比較して、少ない用量の麻酔薬しか必要ないことが観察されている。これらの患者にとって最適な麻酔深度を達成するのに必要な揮発性麻酔薬の最小量は、依然として不明である。本研究では、セボフルランの最小肺胞内濃度(MAC)を、電気刺激を使用して調査し、肝硬変患者で肝機能障害の重症度が MAC に及ぼす効果を観察した。・

・上腹部手術を受けた 30 人の患者を、以下の群に分けた:N 群(肝機能正常)、A 群(チャイルド・ピュー分類 A)、B 群(チャイルド・ピュー分類 B-C)。神経心理学的試験を、術前に実施した。著者らは、50 Hz、80mA の電気刺激を用いて、肝機能障害のある肝硬変患者で、セボフルランの MACelectric(電気刺激に反応した運動を 50% の患者で抑制する最小肺胞内濃度)を測定し、MAC の変化に関連する要因を分析した。

・神経心理学的試験よると、極わずかに完成脳症のある患者が、B 群と A 群で、それぞれ 7 人と 4 人いた。肝機能障害のある肝硬変患者での MACelectric は、健康な肝臓患者のそれと比較して有意に減少した(N、A、B 群でそれぞれ、1.51±0.16vol%、 vs 1.33±0.14vol% と 1.17±0.13vol%)のに対して、MACelectric は、チャイルド・ピュー分類が異なる肝硬変患者間で同等であった。アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)とベースラインのバイスペクトル指数(BIS)値が、MACelectric 低下に関連した危険因子であった(p<0.05)。

・肝硬変患者のセボフルランの MACelectric は、健康な肝臓を有する患者よりも有意に低かった。肝機能障害の重症度は、肝硬変患者でセボフルランの MACelectric に影響を及ぼさなかった。

[!]:そうか~、肝機能自体も MAC に影響するのか、初めて知ったよ。

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