非心臓手術後の患者管理長時間作用性オピオイドは、短時間作用性よりも術後低酸素症が多いことはない

Long-Acting Patient-Controlled Opioids Are Not Associated With More Postoperative Hypoxemia Than Short-Acting Patient-Controlled Opioids After Noncardiac Surgery: A Cohort Analysis.
Anesth Analg. 2016 Dec;123(6):1471-1479.

・オピオイドは、術後酸素飽和度低下の一因となる可能性がある。短時間作用型オピオイドの方が、必要に応じて調節すると、長期作用型オピオイドよりも酸素飽和度低下をきたすことが少ない可能性がある。そこで、患者管理の長時間作用型静脈内オピオイドの方が、短時間作用型オピオイドよりも低酸素血症(術後オキシヘモグロビン飽和度の積分面積として定義される)と関連しているという主要仮説を検証した。

・本分析は、周術期心血管イベントに焦点を当てた前向きコホート研究である VISION の下位研究であった(NCT00512109)。所定の基準を除外した後、今回の最終分析に含まれたの患者は 191 人で、フェンタニル(短時間作用性オピオイド群)を投与された患者が 75人(39%)、モルヒネおよび/またはハイドロモルフォン(長期作用性オピオイド群)を投与された患者は116人(61%)であった。短時間作用型オピオイドと長時間作用型オピオイドとで、95%の術後オキシヘモグロビン飽和度 95% 下面積の中央の差を、多変量中央値分位回帰を用いて比較した。

・1 時間当たり術後オキシヘモグロビン飽和度 95% 下面積の中央値は、短時間作用性オピオイドでは 1.08(q1、q3:0.62,2.26)%-h であったが、長期作用性オピオイドでは 1.28(0.50,2.223)% - h であった。長時間作用性と短時間作用性オピオイドで、時間当たりの術後オキシヘモグロビン飽和度 95% 下面積中央値との間に有意な関連性は検出されず(p=0.66)、長時間作用性 vs 短時間作用性 IV 患者管理鎮痛オピオイドを投与された患者で、中央値の推定変化は、-0.14(95%CI、-0.75、0.47)%-h であった。

・長期作用型の患者管理オピオイドは、術後 2 日間の低酸素血症増加と関連していなかった。

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