気管支ファイバー挿管は、重症患者の有効な気道戦略である

Bronchoscopic intubation is an effective airway strategy in critically ill patients.
J Crit Care. 2016 Nov 4;38:92-96. doi: 10.1016/j.jcrc.2016.10.022. [Epub ahead of print]

・米国麻酔科医協会のガイドラインでは、重篤な患者のレスキュー法として、気管支ファイバー挿管の使用を推奨している。著者らは、重症患者の初期アプローチとして、気管支ファイバー挿管の安全性と有効性を評価しようとした。

・1 年以上にわたって 3 次都市紹介センターの内科集中治療室で気管挿管を受けた患者の後ろ向き的コホート研究を行った。主要評価項目は、初回成功率であった。

・初回試行として、気管支ファイバー(n=52)か、または喉頭鏡(n=167)の挿管を受けた患者 219 人を同定した。気管支ファイバー挿管群の方が、喉頭鏡群よりも初回成功率が高かった(96% vs 78%、P=0.003)。気管支ファイバー挿管群は、喉頭鏡群よりも肥満指数が高く(28.4 vs 25.9、P=0.027)、挿管前の高い吸入酸素濃度が必要であった(0.73±0.27 vs 0.63±0.30、P=0.044)。気管支ファイバー挿管に伴う右主気管支挿管、食道挿管、気胸の症例はなかった。挿管後の低血圧と低酸素血症の発生率は両群で同等であった。初回成功との関連性は、多変量および傾向一致分析で残っていた。

・重症患者の初期戦略としての気管支ファイバー挿管は、喉頭鏡挿管よりも初回成功率が高く、合併症の増加とは関連していない。

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