婦人科手術後の術後疼痛とオピオイド関連症状に対するパレコキシブの効果

・研究の目的は、主要な婦人科手術後のパレコキシブの鎮痛作用とオピオイド節約効果を調査することであった。

・これは、術後疼痛に対するパレコキシブ/バルデコキシブ(PAR/VAL)についての多施設無作為化二重盲式プラセボ対照研究からの患者の大規模なサブセット分析である。疼痛の重症度、疼痛の機能との相互作用、オピオイドの使用、オピオイド関連症状の発生、治験薬の患者/医師の総評価(Patient/Physician Global Evaluation of Study Medication)を、プラセボと PAR/VAL 治療群とで比較した。

・プラセボと比較して、PAR/VAL 群(n=98)では 2 日目(-21%、P<0.001)と 3 日目(-23%、P=0.004)の疼痛スコアが低下した。プラセボと比較して、PAR/VAL 群では、2日目(-29%、P<0.001)と 3 日目(-28%、P=0.013)の疼痛の機能との相互作用スコアが有意に低かった。補助的モルヒネ使用量は、24 時間(-37%、P = 0.010)の時点で、プラセボと比較してPAR/VAL 群で有意に少なく、48(-28%) 時間と 72 時間(-26%)では減少傾向にあった。PAR/VAL 群の患者はまた、2 日目に「集中できない」(相対リスク=0.53)と「悪心」(相対リスク=0.60)などといったオピオイド特有の関連症状を訴えるリスクが減少した。治験薬の患者/医師の総評価は共に、プラセボ群よりも PAR/VAL 群の方が良好であった。

・今回の研究は、主要な婦人科手術後の患者で、パレコキシブの使用に対する支持票を追加している。

[!]:パレコキシブは、COX-2 選択的阻害薬で、日本では市販されていない。セレコキシブ(セレコックス)内服薬が近縁薬だ。

【出典】
Effects of parecoxib on postoperative pain and opioid-related symptoms following gynecologic surgery.
J Pain Res. 2016 Nov 25;9:1101-1107. eCollection 2016

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