鼻骨骨折整復患者での気管挿管に対する循環動態反応と術後疼痛の比較:フェンタニル vs オキシコドン

Comparison of hemodynamic response to tracheal intubation and postoperative pain in patients undergoing closed reduction of nasal bone fracture under general anesthesia: a randomized controlled trial comparing fentanyl and oxycodone.
BMC Anesthesiol. 2016 Nov 17;16(1):115.

・本研究は、鼻骨骨折の整復術を受けた患者で、気管挿管後の循環動態反応と術後疼痛に及ぼすオキシコドンとフェンタニルの静脈内ボーラス投与の効果を比較することを目的とした。

・この前向き無作為化二重盲式試験では、鼻骨骨折整復術を受けた 64 人の患者を、フェンタニル群(F 群)か、またはオキシコドン群(O 群)の 2 群の 1 つに無作為化した。全身麻酔導入に先立って、各薬物(F 群のフェンタニル 2mcg/kg と O 群のオキシコドン 0.2mg/kg)を投与した。気管挿管後の血行動態変化と術後疼痛を両群で測定した。

・F 群と O 群の両群で、導入前と挿管後の平均動脈圧と心拍数の変化に有意差はなかった(P>0.05)。O 群の術後疼痛は、F 群の疼痛よりも軽度であった(P<0.001)。しかし、手術終了時からの覚醒までの時間は、F 群の方が短かった(P=0.012)。

・鼻骨骨折の整復術を右受ける患者では、オキシコドンはフェンタニルと同様に気管挿管に対する循環動態反応を減弱させる。しかしながら、オキシコドンの方が、術後疼痛の改善においてフェンタニルよりも有効である。

[!]:オキシコドン:日本では、2012年5月から販売されているが、【効能・効果】=中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛、であり、麻酔には適用がないようだ。

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