婦人科腹腔鏡手術後の患者の術後ケアにおける流動食経口摂取に併用したガム咀嚼

Gum chewing combined with oral intake of a semi-liquid diet in the postoperative care of patients after gynecologic laparoscopic surgery.
J Clin Nurs. 2016 Nov 22. doi: 10.1111/jocn.13664. [Epub ahead of print]

・研究の目的は、婦人科腹腔鏡手術後の患者に及ぼす流動食に併用したガム咀嚼の効果をに評価することであった。これまでの研究では、伝統的な術後ケアの前にチューインガムを使用すると、開腹手術および腹腔鏡手術後の腸の蠕動と機能の術後回復が促進されることが示唆された。しかし、流動食と組み合わせたガム咀嚼は、婦人科腹腔鏡手術後の患者の術後ケアにおいて報告されていない。

・前向き無作為研究。待機的婦人科腹腔鏡手術後に、合計 234 人の患者を、ガム咀嚼と流動食群、流動食単独群、液状食群に無作為に割り付けた。ガム咀嚼と流動食群は、術後 6 時間に、流動食を経口摂取するとともに無糖ガムを咀嚼した。流動k力単独群と液状食群は、流動食または液状食をそれぞれ摂取した。初回腸音聴取までの時間、初回の規則的な術後腸音聴取までの時間、初回放屁までの時間、初回排便までの時間、血清ガストリン値と飢餓の発生、嘔気嘔吐、腹部膨満が記録された。飢餓感と胃腸感覚を 4 点スケールで評価した。血清ガストリン値は、ガストリンラジオイムノアッセイキットを使用して術前と術後に分析した。

・ガム咀嚼と流動食群の方が、流動食単独および液状食群よりも、初回腸音、初回の規則的な腸音、初回放屁、初回排便が早かった。ガム咀嚼と流動食群では、血清ガストリン上昇が観察された。悪心嘔吐、腹部膨満の発生率は、これらの群間で有意差がなかった。

・流動食の経口摂取にガム咀嚼を併用するのは安全であり、術後の腸機能の回復を促進する。婦人科腹腔鏡手術後の患者には、良質な術後ケアレジメンとして推奨されるのではないか。

[!]:ガム咀嚼と流動食を併用すると、腸機能の回復が促進されると。

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