乳児と小児における経食道心エコー検査プローベ留置が気管チューブのカフ圧に及ぼす影響

・研究の目的は、気管チューブのカフ圧(CP)に及ぼす経食道心エコー検査(TEE)プローブ挿入の影響を評価することであった。

・非営利の小児病院単施設で前向きの観察研究で、対象者は心臓手術と術中 TEE を受けた合計 80 人の小児患者(年齢 6~18.4歳)であった。

麻酔導入と気管挿管後、CP は、TEE 挿入前(P1)、TEE 挿入時(P2)、TEE 検査中(P3)、プローベを胃まで前進させた後(P4)の、4 時点で記録された。20 歳以下の患者を以下の各年齢層に登録した:1 歳未満、1~4 歳、5~8 歳、9~18 歳。対応のある t 検定を用いて CP の時間対を比較し、再現性測定分散分析を用いて経時的な CP の差を比較した。

・P1、P2、P3、P4 における CP は、それぞれ 18.7±11.6、26.7±14.4、22.3±12.4、20.6±12.6cmH2O であった。CP は P1 から P2 に有意に増加したが(p<0.001)、P1 と P4 との間には有意差はなかった(95%CI; -0.3~4.1; p=0.083)。CPの変化は患者の年齢によっては有意差がなかった。

・TEE プローブ挿入による CP の一時的な増加に続いて、TEE プローブの先端が胃の中に進められた後、CP はベースラインに戻った。研究中の CP 変化の大きさには、年齢群に差はなかった。

[!]:プローベを胃まで進めるとカフ圧はベースラインに戻るのか。いずれにしろ、TEE プローベ挿入中は、カフ圧は上昇するので、調節が必要だな。

【出典】
The Effect of Transesophageal Echocardiography Probe Placement on Intracuff Pressure of an Endotracheal Tube in Infants and Children.
J Cardiothorac Vasc Anesth. 2016 Oct 4. pii: S1053-0770(16)30443-8. doi: 10.1053/j.jvca.2016.09.032. [Epub ahead of print]

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