日常的な気道管理でのマッキントッシュ、グライドスコープ、エアトラック、キングビジョン喉頭鏡の比較

著者らは、チューブガイド付きキングビジョンとエアトラック の使用は、正常な気道を有する患者で気管道挿管の時間を、マッキントッシュやグライドスコープ喉頭鏡と比較して短縮すると仮定した。

・198 人の患者を、マッキントッシュ(N=22)、グライドスコープ(N=21)、エアトラック(N=21)、キングビジョン(N=22)喉頭鏡のいずれかを用いた気管挿管に無作為に割り当てた。主要評価項目は、気管挿管所要時間であった。副次評価項目には、喉頭鏡視野、喉頭鏡検査の回数、初回成功率、最適化操作、挿管の容易さ、術後咽頭痛が含まれた。

・マッキントッシュ、グライドスコープと比較して、チューブガイド付きビデオ喉頭鏡の使用は、気管挿管所要時間が有意に長く(平均時間:エアトラック 44 秒[95%CI:39.6~46.7]、キングビジョン 34.5 秒[95% CI: 33.1~40.2]、マッキントッシュ 20 秒[95% CI: 19.7~26.7]、グライドスコープ 27.9 秒(95%CI、P<0.002)、粘膜損傷が少なかった(P=0.006)。キングビジョン の方が、エアトラックよりわずかに速かった(P=0.035)。マッキントッシュ、エアトラックと比較すると、グライドスコープは使いやすかった(P<0.001)。4 群は、声門視野、喉頭鏡検査の回数、最適化操作、初回試行での成功率については同等であった。エアトラックと キングビジョン は、マッキントッシュやグライドスコープよりも喉頭痛が少なかった(P=0.001)。挿管に失敗した患者はいなかった。

・正常気道の患者で、経験が限られている麻酔科医が使用した場合、キングビジョン とエアトラックは、マッキントッシュ、グライドスコープよりも、主要評価項目として、長い挿管時間を必要とし、喉頭痛は少なくなる。著者らの結論から、日常的にビデオ喉頭鏡を使用している麻酔科専門医を推定するすることは困難である。

[!]:チューブガイド付きビデオ喉頭鏡は、喉頭鏡先端の位置合わせのためにかえって時間がかかる、というのは確かにありそうだな。


【出典】
Comparison of the Macintosh, GlideScopeR, AirtraqR, and King Vision? laryngoscopes in routine airway management
Minerva Anestesiologica 2016 December;82(12):1278-87

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