脊椎麻酔は、脛骨高原骨折の手術治療後の早期疼痛レベルを改善する

・研究の目的は、脛骨高原骨折の手術治療において全身麻酔と比較したときの短期的転帰に及ぼす脊椎麻酔(SA)の効果を調査することであった。

・これは前向きに収集されたデータの、施設審査会で承認された後ろ向きレビューである。レベル 1 外傷センター 2 施設で、脛骨高原骨折の手術治療を受けた 112 人の患者が患者登録簿で同定された。彼れらのうち、非無作為的に 29 人(25.9%)は SA を、83 人(74.1%)は全身麻酔を受けた。主要評価項目は、短期筋骨格機能評価スコア、疼痛レベル、膝間接の可動範囲、合併症、再手術であった。

・SA は 3 ヵ月後の低い疼痛スコアの予測因子であった(オッズ比 0.32、95%信頼区間 0.12-0.95、P=0.039)が、6 ヵ月後(P=0.266)や最近の経過追跡ではそうではなかった(P=0.056)。多変量の短期筋骨格機能評価モデルでは、麻酔法は統計的に有意な予測因子ではなく、他の予測因子が同定された。麻酔法は、合併症や再手術の予測因子ではなかった。単変量解析では、3 ヵ月語では膝関節の可動範囲増加と関係していた(121 vs 111度、P=0.048)が、6 ヵ月(P=0.31)や最近の経過追跡(P=0.053)では関係なかった。

・脛骨高原骨折の手術的治療を受ける患者で、SA の使用は、術後早期の疼痛レベルの低下と関連している。しかし、機能評価スコアには影響はなかった。

[!]:麻酔法によって、早期とはいえかなり長期(3 ヵ月)にわたって、疼痛レベルに差が生じるようだ。

【出典】
Spinal Anesthesia Improves Early Pain Levels After Surgical Treatment of Tibial Plateau Fractures.
J Orthop Trauma. 2017 Mar;31(3):164-167. doi: 10.1097/BOT.0000000000000773.

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