術後鎮痛における腹横筋膜面(TAP)ブロックの臨床的安全性と有効性:系統的レビューとメタ解析

・腹横筋膜面(TAP)ブロックは、ある範囲の外科手術に際して術後鎮痛を提供できる。豊富な臨床試験により、TAP ブロックは鎮痛効果があると評価されている。この系統的レビューは、アクティブ(標準ケア)と非アクティブ(プラセボ)対照群の両方と比較して、全ての臨床領域において TAP ブロックの安全性と有効性の結果を評価する。

・PubMed、EMBASE、Cochrane Library、University of York CRD データベースを検索した。RCT は適格性について審査され、バイアスリスクについて評価された。利用可能なデータについてメタ分析を行った。

・TAP ブロックは、嘔気(OR=1.07)と嘔吐(OR=0.81)の発生率において、全ての対照群に対して同等の安全面を示した。TAP ブロックの方が、モルヒネ消費量を減少させ[MD=13.05、95%CI(8.33~51.23)]、初回鎮痛剤要求までの時間を延長させる[MD=123.49、95%CI(48.59~198.39)]のに有効であった。24 時間以内の術後疼痛は、その対照群と比較して、TAP ブロックの方が減少したか、少なくとも同等であった。

・したがって、TAP ブロックは、標準ケア、プラセボ、他の鎮痛法と比較して、安全かつ有効な処置である。用量や技術関連因子を最適化することによって TAP ブロック法を改善できるかどうかを調査するために、さらなる研究が必要である。

【出典】
Clinical safety and effectiveness of transversus abdominis plane (TAP) block in post-operative analgesia: A systematic review and meta-analysis
J Anesth. 2017 Mar 7. doi: 10.1007/s00540-017-2323-5. [Epub ahead of print]

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