婦人科手術を受ける患者でラリンジアルマスク挿入と昇圧反応に対するセボフルランとプロポフォールの比較

・ラリンジアルマスク(LMA)挿入に際しての麻酔を提供する一般的な方法は、プロポフォールの使用である。しかし、ボーラスプロポフォールは、低血圧、無呼吸、注射時痛といった副作用と関連している。したがって、代替案を探すのに時間が必要である。著者らは、8% セボフルラン肺活量呼吸とプロポフォール吸気による導入特性、LMA 挿入の容易さ、循環動態変化、合併症を比較することを目的とした。

・ASA I/II の 60 人の患者の前向き無作為化試験を実施し、30 人が全身麻酔下に婦人科手順を受ける各群 30 人の 2 群に分けられた。P 群はプロポフォール注射を受け、S 群はセボフルランを投与された。導入終了時点で、LMA の挿入が試みられた。採点システムを用いて、LMA 挿入条件をランク付けした。導入、LMA 挿入特性、循環動態変化、合併症を評価した。データを記録し分析した。試験群間の比較は、対応のない t 検定、マンホイットニー検定、カイ二乗検定を用いて行った。

・セボフルランの方が、プロポフォールよりも、導入と LMA 挿入のために長い時間を要した。LMA 挿入特性、心拍数、平均動脈圧に関しては、両群間に統計的に有意な差はなかった。

・セボフルランは良好な循環動態安定性と関連しており、プロポフォールを避けるべき症例では、有用であると結論付けられる可能性がある。しかしながら、プロポフォールが提供する挿入の容易さの方が良好である。

[!]:静脈麻酔剤と吸入麻酔剤の特性の違いがそのまま反映されたわけだ。個人的にはいつも両方併用しているけど。

【出典】
Comparison of sevoflurane and propofol for laryngeal mask airway insertion and pressor response in patients undergoing gynecological procedures
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2017;33:97-101

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