マッキントッシュ喉頭鏡よりも、ファイバーを用いた経鼻挿管後の術後咽頭痛が少ない:二重盲式無作為試験

<ハイライト>
・挿管に際してのファイバースコープ気管支鏡とマッキントッシュ喉頭鏡の比較
・気管支鏡では、経鼻挿管後の術後咽頭痛が軽減した。
・挿管時間は、ファイバ気管支鏡を用いた方が有意に短かった。
・鼻粘膜外傷の発生率は同等であった。
・循環動態反応は有意差がなかった。

<要旨>
・研究目的は、気管支鏡を用いた経鼻気管挿管が術後咽頭痛が軽減するかどうかを評価することであった。

・大学病院の術後回復室と外科病棟での前向き二重盲式無作為化対照研究。全身麻酔に際して気管挿管が必要な、ASA-PS I-II の患者 74 人を対象とした。患者は、F 群(ファイバーガイド)と M 群(マッキントッシュ喉頭鏡ガイド)の 2 つの挿管群の 1 つに無作為に割り付けられ、全身麻酔導入後、経鼻的に挿管された。手術後 24 時間に数値評価スコア(0 =無し、10=重度)を用いて術後咽頭痛の程度を評価し、鼻粘膜外傷の発生率、挿管完了までの時間、循環動態反応を記録し群間で比較した。

・数値評価スコア値は、M 群よりも F 群の方が有意に低かった(P=0047)、鼻粘膜外傷の発生率は両群間で同等であった。挿管完了までの中央値は、F 群の方が M 群よりも短かった(P<.0001)。循環動態反応は有意差がなかった。

・ファイバ気管支鏡ガイド下挿管は、経鼻気管挿管後の咽頭痛が M 挿管群よりも少ないことと関連している。挿管が完了するまでの時間は、ファイバ気管支鏡を用いた場合には、マッキントッシュ喉頭鏡を使用した場合よりも有意に短かった。

[!]:経鼻挿管するなら、マッキントッシュ喉頭鏡よりもファイバーを使用した方が、短時間で、かつ術後の咽頭痛も少ないと。マッキントッシュを使用した場合には、マギール鉗子とか使うことが多いので、その操作によって咽頭粘膜を傷つけてしまうのかもしれないな。
画像

【出典】
Less postoperative sore throat after nasotracheal intubation using a fiberoptic bronchoscope than using a Macintosh laryngoscope: A double-blind, randomized, controlled study
Journal of Clinical Anesthesia June 2017Volume 39, Pages 113?117

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