パキスタンの三次医療病院での挿管困難予測における Mallampati 試験と上口唇咬合試験の比較

・研究の目的は、気管挿管困難を予測する上で、上口唇咬合試験(ULBT)とマランパティ試験の精度を調査することであった。

・パキスタンのカラチにある三次医療施設であるアガカン大学病院で横断研究が行われた。2007 年 6 月 1 日から 2008 年 5 月 31 日までに、気管挿管による全身麻酔を必要とする待機的手術を受ける成人患者 324 人が登録された。術前の上口唇咬合試験とマランパティ試験を、特別に訓練された観察者によって気道評価のために行った。喉頭鏡視野は、患者が標準麻酔法を用いて完全に麻酔された後、Cormack & Lehane 喉頭鏡検査分類を用いて評価された。完成したデータシートを SPSS バージョン10 を用いて分析した。マックネマール検定とランク相関係数を用いて、上口唇咬合試験とマランパティ試験ととを比較した。

・324 例中 56 例(17.3%)が挿管困難の症例に分類された。上口唇咬合試験は、Mallampati 試験よりも有意に高い精度、陽性予測値、陰性予測値を示した。しかし、特異度の比較では、両試験間に有意差を認めなかった。

・挿管困難予測のための気道評価の他の試験に加えて、挿管困難を予測するための単一試験として、上口唇咬合試験は許容できる代替法である。

[!]:そもそも、マランパティ分類と ULBT を戦わせる必要はなく、両者を併用すればいいんだけど、「ベードサイドスクリーニングとして、何か一つだけやるんならどの検査の精度が高いのか?」というコンテクストで・・・。
画像

【出典】
Comparison of upper lip bite test with Mallampati test in the prediction of difficult intubation at a tertiary care hospital of Pakistan
J Pak Med Assoc. 2012 Oct;62(10):1012-5.

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