■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2017/04/24




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (l____) (r__________) (t____) : 下気道

(2) (i____________) (f____) : 細胞内液

(3) (v_______) (p___) : 内臓痛

(4) (a____________) (s_______) : 副腎性器症候群

(5) (p________) (a_____) (c__________) : 心房性期外収縮


[解答]
(1)lower respiratory tract(2)intracellular fluid
(3)visceral pain(4)adrenogenital syndrome
(5)premature atrial contraction


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(モニター) 心電図について正しいものはどれか?

ア:右脚ブロック患者では肺動脈カテーテルの適応をきわめて慎重に検討する。

イ:下壁梗塞の患者では、 II 、 III 、aVFでSTセグメントが上昇する。

ウ:V1でR波の幅が広かったり高い場合には、後壁梗塞が示唆される。

エ:高位後壁梗塞は、多くの例では下壁梗塞、側壁梗塞などと合併している。

オ:高カルシウム血症では、ST低下がみとめられることがある。


[解説] ア:×:肺動脈カテーテル挿入により、一時的な右脚枝の損傷は5~10%もの症例で発生する。したがって、左脚ブロック患者では肺動脈カテーテルの適応をきわめて慎重に検討する。
イ:○:下壁梗塞の患者では、 II 、 III 、aVFでSTセグメントが上昇する。
ウ:○:V1でR波の幅が広かったり高い場合には、後壁梗塞が示唆される。後壁のQ波を反映する所見であり、V1誘導が後壁の対側であるため、電気的にQ波の裏返しとしてR波が形成されている。
エ:○:高位後壁梗塞は、多くの例では下壁梗塞、側壁梗塞などと合併している。
オ:×:高カルシウム血症では、ST上昇がみとめられることがある。低カリウム血症では、STセグメントが低下することもある。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p157-163



【問題3】(モニター) カプノグラフィについて正しいのはどれか?

ア:軽度の肺塞栓では、CO2波形の急激な減少がみられる。

イ:メインストリーム方式は、比較的死腔が小さい。

ウ:呼気週末二酸化炭素モニタリングは麻酔に関連した死亡率と罹患率を減らす。

エ:二酸化炭素モニタリングは、気管チューブの適正留置を判断するには役立たない。

オ:換気、心拍出量、代謝活性などの重要な生理学的因子についても価値ある情報を提供する。


[解説] ア:○:突然の出血、低心拍出量状態、軽度の肺塞栓、他の原因による低血圧や低灌流では、CO2波形の急激な減少がみられる。
イ:×:メインストリーム方式は、サイドストリーム方式に比べると死腔が大きい。
ウ:○:呼気週末二酸化炭素モニタリングは麻酔に関連した死亡率と罹患率を減らす重要な要素である。
エ:×:二酸化炭素モニタリングは、気管支鏡で見る方法には劣るものの、気管チューブの適正留置を確認する最良の方法のひとつである。
オ:○:換気だけでなく、心拍出量、代謝活性などの重要な生理学的因子についても価値ある情報を提供する。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p171-175



【問題4】(心肺蘇生) 二次救命処置に用いられる薬物で正しいのはどれか。

ア:成人でのアトロピン投与量はasystole の際1.0mg、徐脈の際は0.5mgを投与する。

イ:イソプロテレノールは、血行動態に変化をもたらす重篤な徐脈に限り投与する。

ウ:CPR時のエピネフリン効果は、β作用より心筋の酸素消費量を増加させるため有害である。

エ:Ca剤は、細胞外液Ca濃度に依存する心筋収縮力を増加させるので有効である。

オ:心停止時の酸塩基平衡をコントロールする手段として過換気(hyperventilation)を用いるべきで、重炭酸ナトリウムの投与は避けるべきである。


[解説] 成人でのアトロピン投与量はasystole の際1.0mg、徐脈の際は0.5mg、5分毎に繰り返し総量2.0mgまで投与する。イソプロテレノールは、血行動態に変化をもたらす重篤な徐脈に限りペースメーカ治療までの一時的処置として投与する。CPR時の第1選択であるエピネフリンはα作用により拡張期血圧を40mmHg以上に高め、かつ静脈還流増加による心室充溢を生じやすくして蘇生率を高めている。Ca剤は、心筋収縮力を増強するが、洞刺激形成を抑制したり、血管平滑筋収縮から心筋・脳虚血を進行させるなど高K血症時以外は避ける傾向にある。


[正解] (ア)、(イ)、(オ) [出典] 第26回麻酔指導医認定筆記試験:B25

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